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弁護士の出張~静岡県外でのお仕事
仕事の中心は静岡県内
みなさん、こんにちは。弁護士の石川です。
今日は、私の弁護士としての、地理的な意味での仕事の範囲についてお話ししたいと思います。
と言いますのも、ここ最近、静岡県外へ出向く機会が多かったためです。
地理的な意味での、私の仕事の中心は、静岡市、藤枝市、焼津市などを中心とする静岡県中部地区です。
当法律事務所が静岡市に位置していることもあり、静岡市、藤枝市、焼津市にお住まいのお客様からご依頼をいただくことがほとんどです。
静岡県中部にお住まいの方からご依頼をいただくと、多くの場合、事件を取り扱う裁判所も静岡市にある静岡地方裁判所になります。
自己破産の申立ては、申立人(破産者)の住所地を管轄する裁判所に申立てをします。
交通事故による損害賠償請求の裁判を提起する場合、依頼者(原告)の住所地を管轄する裁判所に訴訟を提起することが通常です。
私が現在扱っている事件の7割程度は、静岡市にある静岡地方裁判所で審理されています。
残りの3割が、同じ静岡県内にある静岡地方裁判所の浜松支部であったり、沼津支部であったり、県外の裁判所であったり、という感じです。
このように、弁護士としての私の仕事は、静岡市や静岡県中部地区での仕事がメインです。
静岡県外での仕事
時々ですが、静岡県外に出張をすることもあります。
県外出張をする1つ目のケースは、静岡地方裁判所(沼津支部や浜松支部を含みます)の判決に対して控訴したり、控訴されたりして、裁判が東京高等裁判所に進んだ場合です。
控訴したり、控訴されたりすることは、それほど多くはないため、東京高等裁判所に行くのは年に2、3回ほどです。
近時は、裁判手続もIT化が進んでおり、静岡地方裁判所の事件のほとんどは、Web会議を利用して行われています(裁判とWeb会議については、こちらの記事をご覧ください)。
そのため、裁判所に出向くことは稀で、ほとんどの手続は、事務所からインターネットを通じて進行されています。
これは、静岡県外の地方裁判所において審理されている事件も同様です。
現在の法制度では、裁判が尋問手続まで進行すると、裁判所に出向かなければなりませんが、そうでない限りは、Web会議で済んでしまいます。
他方で、現状、東京高等裁判所で開かれる第1回目の裁判は、裁判所へ行く必要があります。
しかし、来年の5月ころには、新しい法制度が施行され、東京高等裁判所の第1回目もWeb会議に切り替えられているかもしれません。
今後、東京高等裁判所へ出張することも無くなってしまうのでしょうか・・・。
県外出張をする2つ目のケースは、首都圏の顧問先企業のお仕事をするために、首都圏に出張するという場合です。
首都圏の顧問先企業とのお仕事は、通常、メール、電話、LINEなどで行っているため、現地に赴くことはそれほど多くありません。
年に1、2回あるかどうかという具合です。
「公示送達」のお話
先にお話しした2つのケースは、割と定型的な県外出張と言えます。
他方で、イレギュラーな県外出張もごく稀に発生します。
私が過去に行った最も遠かった出張先は、山陰地方の某所です。
だいぶ話が飛びますが、ここで、「公示送達」という制度について説明をさせてください。
原告が裁判を起こす際、原告は、裁判所に「訴状」という書類を提出します。
そして、裁判所は、相手方である被告に対して訴状を郵送します。
原則として、被告に訴状が届かないと裁判を始めることができません。
被告にも反論する機会を与える必要があるためです。
通常は、原告が把握している、被告が住んでいると思われる場所を訴状に記載して、裁判所に、当該住所宛てに訴状を送ってもらいます。
しかし、ときどき、被告が、原告が把握している場所とは別の場所に住んでいるということがあります。
そういった場合、新しい住所が分かれば、裁判所に対して、新しく分かった住所をお伝えして、訴状を送ってもらうようにします。
他方で、どれだけ調べてみても、新しい住所が分からないというケースもあります。
あるいは、そもそも被告の住所が分からないというケースもあります。
そのような場合に、被告の就業先が分かっていれば、例外的に、被告の就業先に訴状を送ってもらうということもあります。
ただし、会社に「あなた、訴えられてますよ!」ということが分かりかねない書類を送付した場合、被告の社会的(というより会社的でしょうか)信用を落とすことになりかねませんので、このような送達は、例外的です。
原則として、訴状は、被告が住んでいる所に送らなければいけないのです。
それでは、被告の住んでいる所も、就業先も分からないという場合、訴状の送達はどうしたら良いのでしょうか。
結論としては、裁判所の敷地内にある掲示板に、「あなた、訴えられてますよ!」という紙を貼って、訴状は相手方に送達された、ということにしてしまいます。
このような手続を「公示送達」といいます。
ただし、先ほどもお話ししましたように、被告には裁判で反論をする権利があり、そのためには、被告に裁判を起こされていることを知らせる=訴状を届ける必要があります。
多くの人にとって、裁判所の掲示板なんて通常見るものではありませんから、公示送達をするということは、被告が裁判において反論する機会を事実上閉ざしてしまうことになる、と言っても過言ではないでしょう。
原告の裁判を進めたいという権利と、被告の反論をする権利のバランスを取ったうえで、裁判手続を進める(公示送達をする)ということにするので、裁判所に公示送達をしてもらうことは、それなりにハードルが高いのです。
公示送達をしてもらうためには、原告は、できる限り、被告の所在を突き止める努力をする必要があります。
たとえば、現時点の住民票上の所在地に赴いて、その住所地にある家の表札であったり、アパートの郵便受けであったりに、被告の名前がないか確認をします。
また、郵便受けに郵便物が大量に投函されたままになっていたり、その家の電気のメーターが回転していなかったりして(電気が使用されていないということ)、被告の住所地とされる家に、人が住んでいる気配がないことを確認することもあります。
さらには、お隣さんにアポ無し訪問をして、「○○さんという方(被告)を最近見かけたことありますか。」、「お隣には、どなたか住んでいるのでしょうか。」などと聞き込みをすることもあります。
そして、このような調査結果をまとめた報告書を裁判所に提出し、原告としてできる限りの調査をしたけれど、被告の所在を突き止めることはできなかった、ということを裁判所に理解してもらうわけです。
公示送達の現地調査のため山陰某所への出張
私が山陰の某所に行ったのは、このような公示送達のための現地調査をするためでした。
現地に行かなければならなくなったときには、あまりに遠くて、「マジかよ、、、」と思いました。
しかし、実際には、弁護士1年そこそこであった当時、私は時間に余裕のある独身貴族でしたから、現地調査の「ついで」に、広島で野球の試合を見て一泊するなど、優雅な出張をしていました。
今はとてもそんな時間的余裕はありません。
先日、隣県某所へ行ってきたのですが、朝6時過ぎの新幹線で静岡を出て、9時半には静岡に戻っているという、まさにとんぼ返りな出張でした。
たまには、のんびりとした出張をしたいなぁと思う、今日この頃です。
石川アトム法律事務所は開所1周年を迎えました
オンライン英会話をやるほど暇だった当初3か月
皆さん、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
石川アトム法律事務所は、本日、開所1周年を迎えました。
無事に開所1周年を迎えられましたこと、皆様に篤く御礼申し上げます。
開所3か月ほどはものすごく暇で、半日、一本の電話も鳴らないなんていうこともザラでした。
あまりに暇で、日中、事務所でオンライン英会話をやっている有様でした(もちろん事件記録等が一切画面に映らないような状態で、です)。
有り難いことに春ころから大変忙しくなり、その忙しさが今も続いています。
オンライン英会話なんてやっている時間はありません。
席の配置も影響していると思うのですが、事務員さんと私との間では会話がありません。
開所当初は、ほとんど電話も鳴らなかったものですから、お互い無言でパソコンを叩く音だけが半日聞こえる、ということもしばしばでした。
私はそのような無言の状況に気まずさを覚えつつ、かといって、積極的に事務員さんに話し掛けるわけでもなく過ごしていたのですが、おかげさまで忙しくなってからは、事務員さんとの間で業務上のやり取りが格段に増え、気まずさを覚えることは無くなりました。
破産、交通事故、顧問業務の3本柱が反映された1年
当事務所のホームページでは、自己破産、交通事故、顧問業務の3本を主な業務として掲示しています。
当事務所では、以前にご依頼をいただいた方や顧問先企業様からのご紹介案件が多く、ホームページを見てお問い合わせをいただくということは、それほど多くはありません。
しかし、ホームページをご覧いただいて、ご相談やご依頼をいただくお客様の多くは、自己破産や交通事故のご相談、ご依頼です。
自分がそのような案件をメインとして扱いたいという希望が反映された1年だったなと思います。
会社の破産申立て
また、この1年で特筆すべきは、複数の会社の破産申立て事件を扱ったことです。
独立する前(静岡法律事務所時代)は、私が会社の破産事件に関わるのは、申立ての場面ではなく、破産手続が開始された後の破産管財人として、という場面が圧倒的に多かったです(破産管財人が破産手続においてどのような立場にあるのかについては、こちらの記事をご覧ください)。
しかし、この1年は、複数の会社について自己破産申立てに関わることができました。
今後も、会社の自己破産申立てに関わることができればと思っています。
意外と見られているこのブログ
また、開所1年経って思うのは、よくこのブログを1年も続けることができたな、ということです。
当事務所では、概ね0の付く日に新しい記事をアップしています。
月に3回、年で言うと36回ということになります。
春以降忙しかった中で、ブログの更新を続けられたことはなかなか頑張ったなと思います。
そして、このブログ、意外と見られているようです。
顧問先の社長さんや裁判官もご覧になることがあるようです。
うかうかと、我が家の1月の食費は4万5000円だの、司法修習中のお昼は毎日レーズンパンだっただの、くだらないことばかり書いているわけにはいきませんね。
先日、妻に、ドラマ「きのう何食べた」に関連して、また食費の話をブログに書いた、と言ったら、「あなたは何を目指しているの!?」とお叱りを受けました(笑)
でも、多分、次の1年もこんな感じのブログになると思います。
開所1年を目前にしてようやく訪れることができたお店~もんや
当法律事務所の開所1年を目前にした、まさにギリギリセーフというタイミングでしたが、先日、当事務所と同じビルに入っている居酒屋「もんや」さんに行ってきました。
暗めの照明で落ち着いている一方、お客さんがたくさんいて、みなさん料理とお酒を楽しんでおり、温かい空気感のお店でした。
私がいただいたのは、お造りの盛り合わせ、桜えびの卵とじ、黒はんぺんフライなど、静岡の食材を使ったお料理で、どれも大変美味しかったです。
↓ お通しとビール。 とっても美味しい煮物でした。
↓ お造り1人前
↓ 桜えびの卵とじ 日本酒がすすみます!!
私はビールと日本酒が好きなのですが、日本酒も珍しい種類を扱ってらっしゃいました。
私がこの日いただいたのは、近日訪れようと思っている山形県の「楯野川 清流」と、2年ほど前に、妻がバレンタインデーにくれた「赤武 AKABU」です。
「赤武 AKABU」は岩手県のお酒のようです。
どちらも静岡ではあまり扱っているお店はないのではないでしょうか。
マスターともゆっくりお話ができました。
マスターは、先代のビル所有者とお知り合いで、ビルの竣工当時からお店を開いているということでした。
食べログ情報によると、開店25年のようです。
老舗の居酒屋さんですね。
マスターによると、当事務所の前に同じ階に入居されていたのは、何らかの事務所であったようです。
私が建物の内覧に訪れたときには、壁には何カ所も穴が開いているわ、床には手のひら大のピンクの染みが付いているわ、という状態で、私はてっきり飲食店が入っていたのかと思いました。
事務所って、一体何の事務所だったんでしょうね・・・。
静岡の美味しいものを食べたい方、美味しいお酒を飲みたい方、「もんや」さんは是非おすすめです。
弁護士の専門分野??
弁護士がよく尋ねられる「ご専門は何ですか?」という質問
みなさん、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
私は、事件と全く関係が無い人と何かの折に名刺交換をしたり、自分が弁護士であることを伝えたりすることが時々あります。
先日も私が通っている英会話教室のクラスメイトに、自分が弁護士であるということをお話しました。
そうしたとき、「ご専門は何ですか?」というご質問をいただくことがあります。
特に、ここ4、5年ほど、そういったご質問をいただくことが増えたように思います。
私が弁護士になってから数年間は明らかに見た目が若かったので(20代後半までお酒の年齢確認をされていました)、当時は、若い弁護士に専門分野もへったくれも無いだろうということで質問をいただかなかっただけなのかもしれませんが・・・。
さて、「ご専門は何ですか?」という質問は、実は、結構困ります。
得意分野や、よく扱う事件の種類という意味で言えば、自己破産事件(個人、会社を問わず)、交通事故及び顧問業務ないし企業法務の3分野が挙げられます。
自己破産事件(個人、会社を問わず)、交通事故及び顧問業務ないし企業法務は、破産管財事件まで含めれば、今扱っている業務の7割程度は占めるのではないかと思います。
確かに上記の分野は、他の事件類型と比べて取扱件数は多く、得意だとは思います。
しかし、それらが私の「専門」分野かと言うと、「専門」と言い切ることにはためらいを覚えます。
そのため、「ご専門は何ですか?」という質問に対して、大抵私は、「『専門』というわけではないのですが、よく扱う事件や比較的得意な分野としては、破産、交通事故、顧問業務や会社からの事件があります。」などというように答えています。
なお、以前書きました「静岡の弁護士が考える『自己破産に強い弁護士』とは、どのような弁護士か?」の記事については、こちらのページをご覧ください。
弁護士歴30年の先生でも「ご専門は何ですか?」は困る
コロナの影響で3年遅れでの開催でしたが、先日、司法修習終了10年を記念する式典がありました(司法修習に関するご説明等は、こちらのページなどをご覧ください)。
その際、私が司法修習時代にお世話になった弁護士の教官にお目にかかることができました。
その教官は、このみち30年になろうかというベテランの先生で、東京でお仕事をされています。
先生は、日本の複数の有名企業の社外取締役に就任されており、企業法務、特にコンプライアンス、不祥事対応関係のお仕事を扱うことが多いとおっしゃっていました。
私から、その弁護士の先生に、「『先生のご専門は何ですか?』と聞かれたら、どうお答えになりますか?」というご質問を差し上げました。
そうしたところ、先生は、「困っちゃうんだよねぇ。特に専門っていうのが無いからさ。」とお答えになりました。
その質問の直前までの話の内容からすると、企業法務や会社の顧問業務などをたくさん取り扱っているようにお見受けしたため、先生のご回答は、かなり意外でした。
しかし、実際のところ、多くの弁護士においては、「ご専門は何ですか?」という質問に対しては、そういった回答にならざるを得ないのかもしれません。
そもそも「専門」って何でしょうか
goo辞書によりますと、
専門とは、以下の2つのことを意味するそうです。
1 限られた分野の学問や職業にもっぱら従事すること。また、その学問や職業。
2 もっぱら関心を向けている事柄。
同じく、「専ら」とは、以下の意味であるようです。
[副]他はさしおいて、ある一つの事に集中するさま。また、ある一つの事を主とするさま。ひたすら。ただただ。
一般的な語感で言ってもそうなのかもしれませんが、「専門」というのは「それしかやらない」という意味であると思います。
ですから、「専門は何ですか?」と問われますと、やはり私にとっては、「特に専門という分野はありませんが、よく扱う事件は・・・」というのが正直な回答になると思います。
静岡の○○専門弁護士
私が2つのサーチエンジンを用いてかなりテキトーに検索した限りですが、静岡の法律事務所、あるいは弁護士個人のホームページで、取扱い分野に関して、「専門」という言葉を用いている法律事務所、あるいは弁護士は3名(3件)ありました。
ある弁護士の事務所では、「交通事故専門弁護士」というワードを用いたウェブサイトを作成していました。
しかし、同弁護士のメインのホームページには、個人の方向けの取扱い分野の例として「離婚、相続、債務整理」という記載もありました。
そうしますと、前者のウェブサイトにおける「交通事故専門弁護士」とは、「交通事故をよく取り扱う弁護士」、あるいは、「交通事故案件が得意な弁護士」という意味になろうかと思います。
しかし、ホームページを見ている方には、その弁護士が、文字通り交通事故専門=交通事故しか取り扱わない弁護士であるのか、先に述べたようなニュアンスの「専門」であるのかは必ずしも分からないと思われます。
実際のところ、「ご専門は何ですか?」や「交通事故専門」、「自己破産専門」などの「専門」に、それしかやっていない、という意味合いを求められる方は、どれくらいいらっしゃるのでしょうか。
専門分野=それしかやっていない分野という意味での回答を期待しているのかどうなのか、今度お尋ねがあったときには、その真意を伺ってみたいと思います。
きのう何食べた?~弁護士が1か月の食費について語るドラマ
西島秀俊さん演じる倹約家の弁護士シロさん
皆さん、こんにちは。弁護士の石川です。
今回は、私が大好きなドラマをご紹介します。
2023年10月から、「きのう何食べた?」のドラマseason2がスタートしました。
「きのう何食べた?」は、よしながふみさんのマンガが原作で、西島秀俊さん演じる弁護士の筧史朗と内野聖陽さん演じる美容師の矢吹賢二のカップルの日常を描くドラマです。
私が、このドラマの中でもっとも好きなところは、主人公である弁護士筧史朗(愛称シロさん)が、めちゃくちゃ倹約家(節約家)であるというところです。
主人公の一人は弁護士なのですが、弁護士業務の話はあまり出てきません。
タイトルのとおり、「きのう何食べた?」では、ご飯の話が多いのですが、ここでいう「ご飯」は、美食の類ではなく、シロさんが作る日常の家庭的なご飯(特に晩ご飯でしょうか)の話が主になっています。
食費上限の値上げ問題
ドラマseason2の第1話では、シロさんが、当月の食費が、これまでずっと守ってきた予算2万5000円を超えてしまうことに悩むところから話が始まります。
うわ、すげぇ分かる!と、120%共感してしまいました。
シロさんが同じ弁護士会にいたら、すごく仲良くなれそうです。
以前、別の記事で、我が家の食費が1月4万5000円を目標としているものの、物価高で予算上限を上げることになるだろうという話を書きましたが、食費のやりくりは喫緊の課題です。
一度予算上限を上げることを認めたら、元に戻すことはほとんど不可能でしょう。
シロさんの言う1月の食費予算2万5000円は、後にドラマの中でシロさんが述べるように、昼食代と外食費を除いた金額であるようです。
我が家の食費4万5000円には、米とビールの金額はほぼ入っていません(別ルートで入手し、購入することがほとんどないからです)。
また、外食費については、友だちとの食事や飲み会など交際費に近いものは食費に含めず、食事を主目的にしたものは4万5000円に含めるという勘定をしています。
シロさんたちは、大人2人で、朝ご飯と晩ご飯で2万5000円なので、金額的にはうちの家といい勝負だと思います。
ただし、彼らが住んでいるのは東京だと思いますので、それで2万5000円というのはすごいですね。
ドラマの中で、シロさんが、贔屓にしていたスーパーが閉店してしまったため、別のスーパーを訪れるというシーンがありました。
このとき、シロさんが、心の声で、前のスーパーなら鶏胸肉が100グラム69円なのに・・・とつぶやくのですが、東京価格でしょうか。
静岡で69円は、結構良いお値段かな、という気がします。
それで1月2万5000円って、どんな魔法を使っているのでしょうか。
最近、なかなかドラマを見る機会が無いのですが、「きのう何食べた?」は、最後まで見そうな気がします。
第1話では、静岡県出身の磯村勇斗さん演じるジルベール(航くん)が登場しなかったのですが、次回以降、ジルベールの大暴れを楽しみにしています。
そこまでやるか!?~底値リスト
Wikipediaによると、シロさんは、「几帳面な性格で、毎日家計簿をつけて浮いた予算は貯金する倹約家(悪く言えばケチ)。近隣のスーパーの底値を把握して」いるそうです。
私も、よく行くスーパーの鶏胸肉の底値くらいは把握していますが、私の場合は、底値リストを作成し、節約に努めています。
私が作っている底値リストは、生鮮食品ではなく、どこのスーパー、ドラッグストアで買っても同じ品質だろうと思われる物についてです。
食料品で言えば、○○社の醤油、△△社のマヨネーズ、××カレー、○△ジャム、ツナ缶などなど。
日用品で言えば、シャンプー、コンディショナー、ハンドソープ、洗剤などなど。
よく行く店に限りますが、時間に余裕がある買い物の際に、数品目、各店の値段をチェックしています。
チラシや店頭のポップなどで、「○○社の醤油 特売で○○円」などという表示を見かけても、すぐには飛びつきません。
スマホを出して、底値リストと照らし合わせます。
特売を謳っていても、他店の方が大幅に安いなんてこともよくあります。
今ちょっと数えてみたのですが、食品で90品目以上、日用品で80品目以上の底値を、7つのスーパー、ドラッグストアでチェックしているようです。
自分で書いてて、ちょっと引きました。
でも、底値を把握することは、ホントに節約になります。
同じ商品でも、店によって100円違う、150円違うとか、ザラですからね。
それを1月何品目も、何十年にもわたって買い続けるわけですから、そう考えると、ものすごい金額の差になります。
ただし、「きのう何食べた?」じゃないんですけど、最近、何種類かの底値を保持していた近くの安売り系スーパーが無くなってしまったり、物価高で多数の品目で値上げがあったりして、頻繁に底値をチェックして、リストを更新しなければならなくなってしまいました。
これがなかなか大変です。
早く物価上昇がストップすると良いなと思っています。
7月になりました~また食料品が値上がりするようですね
恒例となってしまった食料品値上げのニュース
皆さん、こんにちは。
静岡で弁護士をしている石川アトムです。
今日から7月となり、当事務所も開設9か月目に入りました。
事務所開設の際には、皆様からお祝いにたくさんの蘭をいただきました。
その中には、第2弾の花を付けているものもあり、長いものでは8か月以上咲いている鉢もあります。
写真左の紫の蘭は大変お世話になっている顧問先様から頂戴した蘭で、写真右の白い蘭は、これまた大変お世話になっている義母から頂戴した蘭です。
どちらの蘭も、いただいてから8か月以上咲き続けています!!
蘭という花は、こんなに長く咲き続ける花もあるのかと驚いています(静岡法律事務所が増築をした際にも、たくさんの方からお祝いの蘭をいただきましたが、保ったのはせいぜい2か月だったような気がします)。
さて、毎月の月末あるいは月初には、食料品の値段が上がりますというニュースを見かけることが当たり前のようになってしまいました。
今月も一部の食パンを始め、生活に欠かせない食料品が多数値上げされます。
昨年は、バブル崩壊後類を見ない記録的な値上げラッシュの年と言われましたが、今月中には、昨年度の値上げ品目数を超えてしまうそうです。
我が家の食事作りは1週間交替の当番制
最近は、食料品が次々と値上げされていることを実感します。
それは、我が家では、私と妻が1週間交替で3食の食事を作っており、基本的に食事当番の者が買い物に出掛けるため、私も月に何回か食材を買っているからです。
我が家の食事当番は日曜日始まりで、今週は私、来週は妻、再来週は私、その次の週は妻といった具合です。
私の両親は共働きでしたが、実家の食卓に、お惣菜、既製品、冷凍食品が出てくることはまずありませんでした。
外食に行くこともほとんどなく、夕食は母の手作りでした。
そのような環境で育ったため、大学、大学院では当たり前のように自炊をしていました。
忙しくなければ、食事作り自体は苦ではありません。
他方で、食事作りは、特別楽しいというほどではありません。
自分にとっては、風呂に入ったり、歯を磨いたりするのと同じで、生きていくうえで必要な作業を行っているという感覚に近いと思います。
ただ、気分転換の一つにはなっていると思います。
大学院に進学することが決まったとき、食事を作りながら、司法試験の勉強が忙し過ぎて、食事を作る暇も無くなったら嫌だなぁと思ったことがありました。
妻と同棲、結婚後も、私が食事作りをしていましたが、長女が9か月になったころに、妻からの申し出だったと思いますが、食事作りを1週間交替にしてもらいました。
1週間交替になると、毎日作るということは考えられなくなってしまいますね。
やらなくて良くなると、作ってもらえるものならば作ってもらいたいと思うようになってしまいます(汗)。
私が食事当番の週は、前半3、4日、同じ副菜が出てきます。
主菜は、肉と魚を交互に、日替わりです。
しかし、副菜まで日替わりというのは、さすがに大変です。
そのため、副菜は日曜日に作り置きをしておいて、火曜か水曜あたりまで同じ物が出ます。
汁物が豚汁だと大量に作るので、これも3、4日同じ物が出ます。
子どもが大きくなったら、文句を言い出すかもしれません・・・。
主菜は日替わりなので、勘弁してもらいたいと思います。
写真は5月1日の夕飯です。
値上げラッシュの記事を書こうと思ってもう2か月も経ってしまったのですね(汗)
この日の夕食は、焼き鮭、にんじんしりしり、レンコンのきんぴら、ブロッコリーと生野菜、豚汁だったようです。
仕事から帰ってきて食事の時間までに食事を作るというのは、毎日やるとなるとなかなか大変です。
うちの母は、一時期、夕方食事を作りに戻り、また仕事に出るということをしていましたが、恐ろしいストレスと疲労が掛かっていたんだろうなと思います。
我が家の食費の目標は1月4万5000円でした
食料品値上げの話に戻りますが、最近は、本当に値上がりしないものは無いという感じがします。
恐ろしい早さで食料品の値段が上がっています。
私は、大学時代から家計簿を付けており、現在も家計簿をつけています。
6月までの我が家(というか私)の1月の食費の目標は4万5000円でした。
大人2人、未就学児2人という構成で、1か月の朝、昼、晩、3食分の食費です。
米とビールは、通常の買い物とは別ルートで入手しているので、4万5000円には入っていません。
また、月にあっても1回程度ですが、友だちと行く飲みや、弁護士絡みの懇親会の類いに掛かる費用は含まれていません。
過去の家計簿を見てみたところ、子どもが小さかったから、子どもが1人だったからという理由はあるかもしれませんが、令和3年のうちは1月あたり4万円程度でやりくりできていました。
しかし、令和4年春ころになると4万円では1月分の食費が賄えなくなり、目標値を4万5000円に上げました。
そこから1年ほどは何とか4万5000円でやっていたのですが、今後は1月4万5000円では無理なんじゃないかなぁと思っています。
今月で言えば、食パンの値上げは非常に痛いです。
3日で少なくとも2斤が消費されるので、1月20斤買うと思うと、食パン値上げの影響は小さくありません。
7月からは、1月の食費の目標を4万8000円程度にしようと思っていますが、来年の1月になったら、目標は5万円に到達しているかもしれません。
1年後には5万5000円になっているかもしれません。
先日、卵の値上がりが一段落しそうだという記事を読んだのですが、卵の値下がりを切に願います。
仕事上、自己破産の案件をよく扱っています。
コロナ禍で景気が極端に減速した時期でさえ、自己破産の申立てを検討される方が増えたという感覚はありませんでした。
しかし、毎月のように値上げが繰り返される状況下にあって、今後、物価の上昇に対応した給与の上昇が無いとすれば、自己破産を検討される方の人数は加速していくのではないかと思います。
静岡高校と静岡県の弁護士
静岡高校のOB・OG会がありました
皆さん、こんにちは。静岡市で弁護士をしている石川アトムです。
令和5年5月8日から、コロナ感染症の感染症法上の分類が第5類となり、近時は、懇親会の類いが開催される機会も増えているのではないでしょうか。
一昨日のことですが、静岡県弁護士会に所属している静岡県立静岡高校(旧制静岡中学)のOB・OG会がありました。
そこで、今回は、静岡県弁護士会と静岡高校出身の弁護士について、お話ししたいと思います。
まず、なぜ一昨日、静岡高校のOB・OG会が開催されたのかといいますと、今年度の静岡県弁護士会の会長と静岡支部の幹事長が静岡高校のOB・OGであり、今回の会には、両名への激励の趣旨が含まれているためです。
ここで、静岡県弁護士会の組織構造について、非常に簡単ですが、説明しておきたいと思います。
静岡県弁護士会と各支部の話
皆様ご承知のとおり、静岡県は東西に長い県です。
他県出身の友だちからは、「東京から新幹線に乗ると、静岡に入ってから出るまで長い!!」とよく言われます。
静岡県では、地理的な位置付けを前提として、東部、中部、西部という括りを用いることがあります。
静岡県弁護士会においても、東部、中部、西部という括りを使っており、それぞれ、沼津支部、静岡支部、浜松支部と呼ばれています。
先ほど述べました静岡県弁護士会の会長というのは、3支部を含む静岡県全体の長であり、静岡支部の幹事長とは、静岡支部のトップという位置付けです。
今年は、静岡県弁護士会全体の長と、静岡支部のトップという重役を、それぞれ静岡高校出身の先生が担われています。
そのため、静岡高校出身の弁護士により、その激励会が行われたという次第です。
静岡県弁護士会と静岡高校
静岡高校と言えば、静岡県内でいくつか名前が挙がる進学校の一つであると言って差し支えないと思います。
ただ、静岡県弁護士会における静岡高校出身者は、かつては非常に少なかったようです。
なぜなら、静岡高校出身の弁護士は、東京等で就職してしまうことが多かったからだそうです。
私が弁護士になった翌々年の2012年、私が幹事を務めた静岡高校OB・OG会が開催されたのですが、その時点で、静岡高校出身の弁護士は20名ほどでした(そこからさらに5年遡ると、静岡高校出身の静岡県弁護士会所属の弁護士は15名を下回ります)。
しかし、一昨日のOB・OG会の案内には、34名の弁護士の名前が記載されており、ここ10年ほどで、静岡高校出身の静岡県弁護士会所属の弁護士は約1.5倍に増えています。
私が石川アトム法律事務所を設立する前に所属していた静岡法律事務所は、当時から静岡県の中で一番弁護士の人数が多い法律事務所でした。
しかし、私が静岡法律事務所に入所した時点で、私には8人の先輩弁護士がいましたが、その中に静岡高校出身者は一人もいませんでした。
その後、私を含め、立て続けに5名、静岡高校出身者が入所することになり、一時期、静岡高校出身者は、静岡法律事務所で一大勢力となっていました。
ただし、その「勢力」は、静岡高校が甲子園に出場する際に、共同で、「静岡高校出身の静岡法律事務所の弁護士」という趣旨の応援広告を新聞に掲載するくらいのことしかしておらず、事務所内では、何の権力も実力もありませんでした(笑)。
静岡高校出身者であることと弁護士としての仕事
静岡高校出身者であることにより何か仕事上利益があったかという話になりますと、記憶にある限り、そういった経験はありません。
何かのきっかけで、依頼者さんが静高の先輩だったという話になることがあるくらいでしょうか。
ただ、弁護士の間では、コロナ前までは定期的に静岡高校のOB・OG会が開かれていたこともあり、静岡高校出身の弁護士は、他の弁護士に比べて、よく顔を知っている、仲が良い、可愛がっていただいているという感覚があります。
以前、先輩弁護士から小説をいただいたというブログを書きましたが、その先輩弁護士も静岡高校出身者です。
また、たとえば、利益相反の関係で自分が受けられない事件があるときに、どの弁護士を紹介しようかと考える際に、静岡高校出身の後輩弁護士の顔が浮かぶこともあります(ただし、単に静岡高校出身だから紹介するということはなく、安心して紹介できる弁護士であるから紹介する、というのが大前提です)。
年度で言うと、ようやく6分の1が過ぎたところで、静岡県弁護士会、静岡支部の執行部の先生方におかれては、これからがまさに本番と言ったところではないかと思います。
私としても、微力ながら、お二人の静岡高校OB・OGの先生方のお力になれるよう、本年度を過ごして参りたいと思います。
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