Archive for the ‘マレーシア旅行’ Category

マレーシア旅行4~モスクとイスラム教の話

2024-06-30

シャー・アラムのブルーモスク

皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。

今回は、再びマレーシア旅行の話に戻りまして、マレーシアの国教であるイスラム教に関するお話をご紹介いたします。

マレーシアは、アジア諸国で、イスラム教を国教とする数少ない国です(他には、インドネシアとブルネイがイスラム教を国教としているようです)。

今回の旅行では、イスラム教の教会ともいえるモスクを何か所か見学してきました。

私が見学したモスクは3つ。

クアラルンプール中心部にある国立モスク、シャー・アラムにある通称ブルーモスク、プトラジャヤにある通称ピンクモスクの3つです。

私はブルーモスクが一番好きだったので、まずはブルーモスクからご紹介します。

私はオプショナルツアーを予約して、ブルーモスクとピンクモスクを1日で巡りました。

ブルーモスクまでは、クアラルンプール中心部から車で40分くらいです。

ガイドさんが、車の中で、日本とマレーシアとの関わりについてお話ししてくれました。

そこら辺の日本人より数十倍日本史に詳しい、プロ魂のガイドさんでした笑

外に出るとめちゃくちゃ暑いのですが、目に涼しいブルーモスク。

ブルーモスクは、4本のミナレット(塔)と、世界一の大きさのドームが特徴であるということです。

とてもきれいなモスクでした。

中では、現地のガイドさんが色々と説明をしてくれたり、いわゆるフォトジェニックな写真の撮り方までレクチャーしてくれたりします。

ガイドさんはとても親切で、写真も撮ってくれます。

ガイドさんの説明は基本的に英語ですが、非常に分かりやすかったです。

モスクに入るときには、女性は髪の毛を隠すことが必須です。

男性もハーフパンツの場合は、ローブを羽織る必要があります。

ヒジャーブやローブは貸してくれます。

ローブは、各モスクで異なっており、ブルーモスクのローブは青色でした。

ブルーモスクに入ってすぐのところに、青いタイルの壁があります(下の写真の壁です)。

こちらの壁は、トルコ・イスタンブールのブルーモスクからいただいたものだそうです。

とてもきれいなタイルでした。

金曜日には、たくさんの人がお祈りに訪れるそうです(お祈り中は観光ができなかったと思います)。

ブルーモスクは収容人数がとても多く、3万人が一度にお祈りできるそうです。

ただし、男女は別で、確か金曜日のお祈りのときのことだと思いますが、男性が1階であるのに対し、女性は2階だそうです。

また、このモスクには王族もたびたびお祈りに来られるようです。

目にはとても涼やかな建物なのですが、非常に暑く、見学中に汗だくになりました。

見学の終盤に水を売っているところがありますが(オプショナルツアーでは、最後にガイドさんが冷たい水をくれましたが)、ツアー中には水を携行した方が良いでしょう。

熱中症になってしまいます。

クアラルンプール中心部にある国立モスク

クアラルンプール中心部に、国立モスクがあります。

ここにはクアラルンプール2日目に行きました。

ハーフパンツではなかったのですが、せっかくだからということで、ローブを貸していただきました。

国立モスクもとても大きなドームがありました。

ブルーモスクやピンクモスクと比べると、素朴なモスクという印象ですが、水が涼しげな印象のモスクでした。

プトラジャヤのピンクモスク

ブルーモスクと同じオプショナルツアーの中で訪れたのが通称ピンクモスクです。

ピンクモスクは、プトラジャヤという21世紀になってから完成した(まだ開発途上ですが)新しい行政都市にあります。

サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを模したモノレールの橋がありますが、予算の関係なのか、工事が止まってしまっているようです。

当初、ブルーモスクとは別の日に電車を使って来ようと思ったのですが、最寄り駅からピンクモスクまで向かうのが非常に大変らしく、ピンクモスクが入っているオプショナルツアーを選択しました。

私のツアーの場合は、モスクの中に入る前に、湖を周遊するクルーズがありました。

クルーズは40分~50分ほどありましたが、ピンクモスクが見えるは、最初と最後だけで、他は湖周辺部の説明が続きます(英語です)。

同じ経路を往復する感じなので、景色の良さに左右はありません。

ただし、私のように、クルーズ後半で居眠りをしてしまう恐れがある人は、先にピンクモスクを近くで見ることができる右側に座ることをお薦めします。

私は、外の暑さにやられ、船の冷房の心地よさに負け、居眠りをしてしまいました。

クルーズ後、ピンクモスク内を見学しました。

写真では人がまばらに見えますが、実際には、かなり大勢の人がいました。

こちらのモスクのローブは、赤色です。

ピンクモスクの方がブルーモスクよりも人が多く、観光チックな感じがしました。

ただし、お祈りの時間になると、信者の方が集まり、モスク内でお祈りが始まります。

ピンクモスクで面白いと思ったのが、1マレーシアリンギット(35円前後)を寄付することで、地図に安全ピンをさせるというものです。

日本の場合、日本地図があります。

私も1リンギットを寄付して、安全ピンをもらい、静岡に刺しました。

なお、先ほど国立モスクではローブを貸してくれたという話をしましたが、ピンクモスクでは男性の場合、長ズボンを履いているとローブを貸してもらえませんでした。

また、モスク内でとれるポーズについて注意書きがあるなど、観光チックでありながら、他のモスクよりも厳格な面も見られました。

マレーシア旅行3~マレーシアの裁判所に行ったときの話

2024-06-10

クアラルンプール市中では基本的にクレジットカードで買い物ができます

皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。

今回もマレーシア旅行のことを書いていきます。

ここ3回くらい(そしてこの後3回も、そのほとんどが)、法律、弁護士とあまり関係がない内容になっていますが、今回は、ちょこっとだけ「裁判所」の話が出てきます。

さて、私はクアラルンプールに3泊4日滞在しましたが、ほとんど現金を使うことがありませんでした。

両替をしたのは、滞在中1回だけ、それも1万円だけでした。

クアラルンプールで私が行ったお店のほとんどでは、クレジットカードが利用できました。

ただし、AMEXを受け付けていない店がそれなりに多くありました。

マスターのカードがあったので、事なきを得ましたが、AMEXユーザーの方は要注意です。

なお、万が一、これからクアラルンプールに行こうかと思っている人がこのブログをご覧になられたときのために記載しておきますが、マレーシアでの両替は、現地の都市部の両替商で行う方が、レートが良いようです(日本の空港でのレートと比べても1マレーシアリンギットあたり4~5円程度違いました)。

いくつかのウェブサイトでも推薦されていますが、KLセントラルに併設されているNUセントラルのGF階(LGではなかったはず)にある両替商のレートが良いようで、私もここで両替しました。

ただし、開店時間は午前10時からです。

私は、クアラルンプール初日、マクドナルドに行く前にも立ち寄っていたのですが、そのときはまだ閉まっていました。

また、翌日の昼頃に来たときには、長蛇の列ができていました。

時間に余裕がないときにはお薦めできません。

15分くらい義兄に順番待ちをしていただき、私はその間に、同じ階のスーパーでお土産用の紅茶を買ってきました。

スーパーのフルーツは、とても色鮮やかで美味しそうでした。

そして安い!!

裁判所の売店ではクレジットカードが使えませんでした

クアラルンプール市中では、基本的にクレジットカードが利用できます。

ただ、お義父さんの話によると、デパートでトイレに行った際、現金が必要であったようです(チップのようなものでしょうか)。

私もクアラルンプール滞在中、クレジットカード自体が使えなかったことが2度ありました。

一度目は、滞在2日目。

義兄に車を出してもらい、高等裁判所(?)の見学に行ったときのことです。

多くの方には、何の興味も湧かない施設だと思いますが、弁護士という職業柄か、私は、スケジュールに余裕があって、簡単に行けそうなところであれば、外国の裁判所を訪れてみたくなってしまいます。

今回は、義兄のご自宅からクアラルンプールの国立博物館へ向かうのに、寄ってもらってもそれほど遠回りにならなさそうだったので、寄っていただきました。

まず、建物の外観ですが、かなりご立派な感じ。

「権威」を感じる建物でした。

何をやっていたのかよく分かりませんが、大量のテレビカメラが来ていました。

入口では、服装チェックがありました。

義兄も私もハーフパンツでしたが、モスクなどと同様に、ハーフパンツはダメとのこと。

義兄が、私が日本から来た弁護士で、勉強のために5分だけ(ハーフパンツで)見学させてもらえないかと言って、守衛さんと交渉してくれたのですが、笑顔で「ダメ」と断られました。

そもそも私が「裁判所に行きたい」と言い出したのが、国立博物館へ出発する15分ほど前のことであり、ハーフパンツがダメなどという情報は全く知りませんでした。

幸いにして、スーツケースを帯同しており、その中に長ズボンがあったので、義兄と私とで長ズボンに履き替え、あるいは重ね履きをし、その後、裁判所建物内への入場を認めていただきました。

手続そのものを見ることはできなかった(やっている様子も無かった)のですが、建物内部を見学させてもらいました。

地下1階には、窓口(カウンター)付の銀行があったのですが、保釈金の振込みとかに利用されるのでしょうか。

オーストラリアでも、アメリカでも、裁判所にATMがありました。

裁判所でお金を降ろして、罰金とかを払うんでしょうか・・・・。

同じく地下1階には売店がありました。

写真は売店内にあった法服です。

売店で本を1冊買おうとした際にクレジットカードを使いたかったのですが、機械が壊れていて使用不可とのこと。

義兄が現金を持っていたおかげで、立て替えていただきました。

まさか裁判所の売店でカードが使えないとは思いませんでした。

こちらで買った本は、事務所に飾ってあります。

売店でもらった紙袋には、法律関係っぽい絵が入っていました。

こちらの紙袋は、先輩弁護士へのお土産用に使わせてもらいました。

空港のカフェでもクレジットカードが使えなかった!!

最終日、帰国のため、クアラルンプール国際空港に行ったときのことです。

時間があったので、コーヒーを飲みながら仕事をしようと思い、ローカルっぽいお店に向かいました。

若い男性の店員が、ワンオペで注文と提供を行っているお店でした。

どうも先に注文していたお客さんの商品の作り方が不案内であったようで、ファイルに綴じられたレシピのようなものを見ながら一生懸命コーヒーを作っており、ジェスチャーで、注文はちょっと待ってくれ、とのことでした。

あるコーヒーにはホイップクリームを乗せたり、別のコーヒーには何らかの粉末を振りかけたりしており、先のお客さんが注文した4つのコーヒーを5分以上かけて作り上げ、ようやく私の注文となりました。

私はシンプルにアイスのアメリカーノを注文し、会計に移ろうとしました。

そうしたところ、彼は、クレジットカード端末のレシートが出てくる部分を開封し、レシート用の紙が無いのでカードは使えない、現金は無いのかと尋ねてきました。

あいにく帰国便に乗る直前で、現金は使い果たしており、仕方なくスタバに向かいました(スタバでは問題なくカードが使えました)。

感熱紙が切れているからカードが使えないって、これだけ大きな空港のお店で、そんなことあるんかいなと驚きました。

マレーシア旅行2~クアラルンプールという街について

2024-05-30

クアラルンプールは治安の良い大都会

皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。

前回のブログから、5年ぶりの海外旅行、マレーシア(クアラルンプール)での思い出をご紹介しています。

今回はその2回目で、クアラルンプールの街のことをご紹介したいと思います。

何となく、東南アジアというと、発展途上のイメージを持たれる方も多いかもしれません(これ自体が私の偏見でしょうか)。

しかし、クアラルンプールは大都会でした。

マレーシアの人口は3300万人ほどと、日本の約4分の1ですが、クアラルンプールの賑わいは東京かと思うほどでした(あくまで私個人の、田舎者の感覚です)。

実際、クアラルンプールの広さは東京23区の約4分の1、人口は188万人(東京23区の人口は概ね980万人)ということなので、クアラルンプールは、ほとんど東京23区と同じくらいの人口密度になるのではないでしょか。

クアラルンプールでは、道路の路面や道路端の雰囲気なんかは「東南アジア」感がありますが、超高層ビルがあちこちに建っており、中心部には、数えるのが大変なほど巨大なショッピングモールがあります。

その一つ一つはとてもきれいで、洗練された印象を受けます。

多くのガイドブックに書かれているように、クアラルンプールは非常に治安が良い印象を受けました。

クアラルンプールで治安の悪そうな場所に行っていないという前提で、私の決して多くない海外旅行経験で言えば、ハワイのような安心感があります。

しゃべられている言葉が外国語で、街中に多少きれいじゃないところもあるということを除けば、クアラルンプール中心部の街の雰囲気は、東京と似ているかもしれません。

ただ、これは、あくまで私の個人的な感覚です(しかも東京に住んだことがない私の)。

配車アプリGrab

日本では、ようやくライドシェアが限定的に解禁されたところですが、クアラルンプールでは、Grabという配車アプリ(アメリカでいうUber)が非常に浸透していました。

義姉夫婦には、初日からお土産を買いたいという私の希望を叶えていただいたのですが、ゲストが2人(私と義父)増えた関係で、自家用車でなく、Grabで大きめの車を手配していただき、合計6人(運転手除く)で1台の車に乗り、ショッピングモールへ向かいました。

私自身は、アプリをインストールしながらも使用することはなかったのですが、Grabでは事前決済ができるため、知らない外国でタクシーに乗ってぼったくられるという心配もありません。

アプリ自体に、緊急通報ボタンという機能もあり、何かあったときには、すぐ運営会社に位置情報等が提供されるような仕組みになっています。

私がワシントンDCに行った際、このアプリがあれば、タクシーで、誘拐されたと勘違いしてパニックになることも無かったでしょうに・・・。

マレーシア旅行記が終わったら、スポットで、そのときの話を書きたいと思います。

1日が長い街クアラルンプール

もう一つ、クアラルンプールについて、日本人として言える、大きな特徴があります。

それは、夜明けが(日本人の感覚からして)異常に遅く、日没も(日本人の感覚からして)異常に遅いということです。

より具体的に言えば、この時期、朝の7時でも外は真っ暗です。

写真は朝の6時半ころのものですが、やはり外は真っ暗です。

午前7時30分から8時くらいになって、ようやく空が明るくなり初めて来たかなという感じです。

逆に、夜はなかなか暗くなりません。

夜の7時でもまだかなり明るいです。

日が落ちるのは、日本の夏と比べても随分遅いと思います。

私がクアラルンプールで楽しみにしていたことの第一は、ルーフトップバーに行くことでしたが、なかなか日が落ちず、夜景を楽しむまで時間がかかりました(汗)

やはり暑かったクアラルンプール

前回のブログで、義姉に南国のフルーツをたくさんご馳走いただき、南国に来たなと思ったという記事を書きましたが、やはり南国、クアラルンプールはめちゃくちゃ暑かったです。

以前、義兄から、湿度が低く、日本に比べればそれほど暑くないという話を聞いていたのですが、全然普通に暑かったです。

私が訪れた期間は、摂氏35度前後の日が続いていましたが、日向を歩いていると汗だくになりました。

水分補給は必須です。

しかし、デパートやショッピングモールで寒いくらいにガンガンに冷房をかけているというほどではなく、ショッピングモールでも半袖で過ごせました(以前、夏季にワシントンDCのロースクールに行った際には、冷房の効き過ぎで冷蔵庫の中にいるかと思うほど教室が寒く、膝掛けが必要なほどでした)。

街中でも電気自動車のバスが走っているなど、エコな印象の街でした。

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