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シャー・アラムのブルーモスク
皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
今回は、再びマレーシア旅行の話に戻りまして、マレーシアの国教であるイスラム教に関するお話をご紹介いたします。
マレーシアは、アジア諸国で、イスラム教を国教とする数少ない国です(他には、インドネシアとブルネイがイスラム教を国教としているようです)。
今回の旅行では、イスラム教の教会ともいえるモスクを何か所か見学してきました。
私が見学したモスクは3つ。
クアラルンプール中心部にある国立モスク、シャー・アラムにある通称ブルーモスク、プトラジャヤにある通称ピンクモスクの3つです。
私はブルーモスクが一番好きだったので、まずはブルーモスクからご紹介します。
私はオプショナルツアーを予約して、ブルーモスクとピンクモスクを1日で巡りました。
ブルーモスクまでは、クアラルンプール中心部から車で40分くらいです。
ガイドさんが、車の中で、日本とマレーシアとの関わりについてお話ししてくれました。
そこら辺の日本人より数十倍日本史に詳しい、プロ魂のガイドさんでした笑
外に出るとめちゃくちゃ暑いのですが、目に涼しいブルーモスク。
ブルーモスクは、4本のミナレット(塔)と、世界一の大きさのドームが特徴であるということです。
とてもきれいなモスクでした。
中では、現地のガイドさんが色々と説明をしてくれたり、いわゆるフォトジェニックな写真の撮り方までレクチャーしてくれたりします。
ガイドさんはとても親切で、写真も撮ってくれます。
ガイドさんの説明は基本的に英語ですが、非常に分かりやすかったです。
モスクに入るときには、女性は髪の毛を隠すことが必須です。
男性もハーフパンツの場合は、ローブを羽織る必要があります。
ヒジャーブやローブは貸してくれます。
ローブは、各モスクで異なっており、ブルーモスクのローブは青色でした。
ブルーモスクに入ってすぐのところに、青いタイルの壁があります(下の写真の壁です)。
こちらの壁は、トルコ・イスタンブールのブルーモスクからいただいたものだそうです。
とてもきれいなタイルでした。
金曜日には、たくさんの人がお祈りに訪れるそうです(お祈り中は観光ができなかったと思います)。
ブルーモスクは収容人数がとても多く、3万人が一度にお祈りできるそうです。
ただし、男女は別で、確か金曜日のお祈りのときのことだと思いますが、男性が1階であるのに対し、女性は2階だそうです。
また、このモスクには王族もたびたびお祈りに来られるようです。
目にはとても涼やかな建物なのですが、非常に暑く、見学中に汗だくになりました。
見学の終盤に水を売っているところがありますが(オプショナルツアーでは、最後にガイドさんが冷たい水をくれましたが)、ツアー中には水を携行した方が良いでしょう。
熱中症になってしまいます。
クアラルンプール中心部にある国立モスク
クアラルンプール中心部に、国立モスクがあります。
ここにはクアラルンプール2日目に行きました。
ハーフパンツではなかったのですが、せっかくだからということで、ローブを貸していただきました。
国立モスクもとても大きなドームがありました。
ブルーモスクやピンクモスクと比べると、素朴なモスクという印象ですが、水が涼しげな印象のモスクでした。
プトラジャヤのピンクモスク
ブルーモスクと同じオプショナルツアーの中で訪れたのが通称ピンクモスクです。
ピンクモスクは、プトラジャヤという21世紀になってから完成した(まだ開発途上ですが)新しい行政都市にあります。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを模したモノレールの橋がありますが、予算の関係なのか、工事が止まってしまっているようです。
当初、ブルーモスクとは別の日に電車を使って来ようと思ったのですが、最寄り駅からピンクモスクまで向かうのが非常に大変らしく、ピンクモスクが入っているオプショナルツアーを選択しました。
私のツアーの場合は、モスクの中に入る前に、湖を周遊するクルーズがありました。
クルーズは40分~50分ほどありましたが、ピンクモスクが見えるは、最初と最後だけで、他は湖周辺部の説明が続きます(英語です)。
同じ経路を往復する感じなので、景色の良さに左右はありません。
ただし、私のように、クルーズ後半で居眠りをしてしまう恐れがある人は、先にピンクモスクを近くで見ることができる右側に座ることをお薦めします。
私は、外の暑さにやられ、船の冷房の心地よさに負け、居眠りをしてしまいました。
クルーズ後、ピンクモスク内を見学しました。
写真では人がまばらに見えますが、実際には、かなり大勢の人がいました。
こちらのモスクのローブは、赤色です。
ピンクモスクの方がブルーモスクよりも人が多く、観光チックな感じがしました。
ただし、お祈りの時間になると、信者の方が集まり、モスク内でお祈りが始まります。
ピンクモスクで面白いと思ったのが、1マレーシアリンギット(35円前後)を寄付することで、地図に安全ピンをさせるというものです。
日本の場合、日本地図があります。
私も1リンギットを寄付して、安全ピンをもらい、静岡に刺しました。
なお、先ほど国立モスクではローブを貸してくれたという話をしましたが、ピンクモスクでは男性の場合、長ズボンを履いているとローブを貸してもらえませんでした。
また、モスク内でとれるポーズについて注意書きがあるなど、観光チックでありながら、他のモスクよりも厳格な面も見られました。