Archive for the ‘ブログ 趣味等’ Category

静岡空港発の九州旅行

2023-04-30

静岡から九州へ

こんにちは。静岡の弁護士の石川です。

今回は最近した旅行について書かせてください。

妻が2泊3日で子どもたちと実家に帰るということで、旅行に行かせてもらいました。

もともと私は旅行が大好きでしたが、子どもたちが生まれてからはあまり旅行に行けていませんでした。

2泊3日の貴重なお休み。

せっかくなので今まで行ったことがない県にしようと思いました。

これまで行ったことがなかった県は、新潟、和歌山、福岡を除く九州。

今回はその中で、静岡空港から福岡空港に飛び、その後、佐賀、長崎、熊本の3県を巡ることにしました。

ネットでは、国内線はフライトの1時間前に空港に来てくださいと書かれていたので、フライトの1時間前に静岡空港に行ったのですが、まさかの閉鎖中。

便が少ないから、夜間は閉めているようでした・・・。

しかし、空港がオープンしてから搭乗口までは15分くらいで行けました。

静岡空港の国内線は大変スムーズです。

同期の弁護士と8年ぶりの再開

順序が逆ですが、先に熊本の話を。

熊本には、京大ロースクール時代の同級生で、司法修習も同期の(≒同じ年に司法試験に受かった)弁護士がいます。

彼は京大(学部)から京大(ロースクール)に進学し、自分は東北大(学部)から京大(ロースクール)に進学したのですが、ロースクール1年目の後期に、彼から、彼が所属していた勉強会に誘ってもらいました。

その勉強会では、週に1、2度集まって司法試験に向けた答案練習をし、相互に採点する(コメントを書く)などしていました。

自分がもともと参加していた勉強会は、訳あって1年目の夏休みに空中分解。

彼から誘ってもらって参加した勉強会には、自分を含めて6人が参加していました。

その6人は、見事全員が新司法試験に一発合格!

彼にその勉強会に誘ってもらえなければ、弁護士としての今の自分はいなかったかもしれません。

本当に彼には感謝しています。

今回、そんな彼と再会したのは、その勉強会に所属していた友だちの結婚式以来8年ぶり。

しかし、見た目も雰囲気も変わらず。

相変わらず裏表の無い、さわやかな彼で、とても楽しい時間を過ごすことができました。

お互い来年度には40歳になり、弁護士としては職歴は13年あります。

しかし、彼は若く見られるようで(実際、38歳で弁護士歴13年は、その意味では若いと思いますが)、時々お客さんから、司法試験に受かりたての弁護士だと思われるそうです。

「あるある」です。

私もまだまだ若いつもりで、弁護士としては「若手」のような感覚があるのですが、すでに「中堅」と言える時期に来ているのだなぁと時々思います。

弁護士としての仕事も15年の節目が近づいてきますが、お互い健康に気を付け、家族とともに、楽しい人生を過ごせればと思います。

破産事件における静岡地裁との運用の違い

彼とはお互いの子どもの話をしたり、今度彼が建てる家や自分が一昨年建てた家の話をしたり、仕事の話をしたりしました。

仕事に関しては、彼と自分とは扱っている業務が似ていました(破産管財、交通事故など)。

他の県の弁護士と話をする機会はあまり多く無いのですが、特に、破産管財事件について、静岡以外の他の裁判所の取扱いを聞ける機会は非常に貴重です。

静岡地裁のやり方との対比を含め、破産管財事件の進め方について話ができたことはとても有意義でした。

静岡地裁と熊本地裁とで、破産管財手続において一部取扱いが異なるものがあり、その中には破産手続における配当や弁済に影響が大きいものもあったため、取扱いに差異があるという話はとても面白かったです。

また、静岡では、温暖な気候のためか、全国的に見て訴訟における和解率が高いと言われています。

それに対して、熊本は、「肥後もっこす」のようで、一度訴訟を始めたら、お互いになかなか折れないそうです。

これもまた、興味深い話でした。

最終日は熊本観光

最終日は、彼に車を出してもらい、熊本観光をさせてもらいました。

熊本城と阿蘇周辺です。

熊本城は、本当に雄壮、重厚で、まさに鉄壁という雰囲気の見惚れるお城でした。

しかし、石垣が崩れるなどところどころに熊本地震の傷痕がありました。

また、阿蘇へ向かう際も、山々に土砂崩れの痕がありました。

熊本地震からは7年が経ちますが、まだまだ熊本は復興の途中であると思いました。

しかし、その一方で、修復された熊本城の堂々とした居住まいからは、熊本の方々の不屈の力強さを感じました。

熊本城は、やはり熊本の人たちにとって、とても大切なシンボルなのでしょう。

静岡でも、私が小学生だったころから大きな地震が来ると言われ続けています。

そのような大きな地震が来たとき、静岡は、立ち上がり、立ち直ることができるのだろうかということは時々頭をよぎります。

ただ今は、今できることをしておこうと思いました。

楽しかった熊本!!

熊本では、彼のおかげで大変楽しい時間を過ごすことができました。

彼から、今年、実務に入って10年目の会(コロナの影響で延期されていました)が、熱海で開かれるとの情報を得ました。

熊本から熱海に行くのはとても大変だと思いますが、熱海に来てくれたら、今度は静岡で歓待しますよ!!

THE FIRST SLAM DUNK

2023-01-30

THE FIRST SLAM DUNKを見てきました

土日に妻が子どもたちを連れて妻の実家に泊まるということで、1月半ぶりに自由な時間ができました。

そこで、新静岡セノバで、かねてから気になっていたTHE FIRST SLAM DUNKを見てきました。

スラムダンクは、私が今更申し上げるまでもなく、1996年まで週刊少年ジャンプ(集英社)に連載されていた高校生のバスケットを題材とした漫画です。

私のお小遣いでは毎週ジャンプを買う余裕は無かったのですが、私が行っていた床屋にはジャンプがたくさんあり、髪を切ってもらった後も、前回来たとき以降の続きを読んでから帰っていました。

ジャンプでの連載終了から25年が経ち、まさかこのタイミングで新しい映画が公開されるとは思ってもいませんでした。

37歳の大の大人が、とてもワクワクして映画館に向かいました。

大人になってもワクワクできるものがあるということはとても幸せなことです。

また、当時は全然分かっていませんでしたが、あの時代のジャンプを毎週読むことができていたなんて、今から考えると、何と幸せなことだったでしょうと思います。

中身に立ち入らない「THE FIRST SLAM DUNK」の感想

小学生のころに見ていたテレビアニメの記憶はもはやおぼろげですが、テレビアニメよりも、アングル等臨場感があって良かったです。

また、今回の映画では声優陣が一新されていますが、(テレビアニメの記憶がおぼろげであることもあってか)私は全く違和感を覚えませんでした。

晴子ちゃんが坂本真綾さんだったことには、エンドロールまで全く気がつきませんでした。

ちょっと中身に入る「THE FIRST SLAM DUNK」の感想

何の前置きもなく、当然のように、あの試合から始まる構成にはビックリしました。

本当に何の前置きも、説明もなく、そのことにビックリしました。

せっかく見に行くのであれば、やはりマンガを読んでから行けば良かったと思っています。

私が最後にスラムダンクを読んだのは、今から13年以上前のことだと思いますが、細かいセリフや展開などは忘れてしまっていました(それでもよく相手方チームの名前を3、4人覚えていたなぁと思います)。

あとは、できれば、さらにじっくり見たかったという感じがありました。

フルで映画化しても、ダレることは絶対無かったと思います。

今後ディレクターズカット版が出たりするのでしょうか・・・?

私は単行本しか読んだことがないのですが、単行本には書かれていなかった色々な話が出てきてとても面白かったです。

特に、最後の最後のシーンでは、まさかああいった場面で2人が対峙するとは!!と、とてもワクワクしました。

その先の話が描かれることはないのかもしれませんが、2人の今後の活躍を見てみたいと強く思いました。

スラムダンクと私

スラムダンクには、いくつもの名ゼリフがありますが、私は、やはり、安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」が一番好きです。

ロースクールの受験時代、司法試験の受験時代にも、机やトイレに、安西先生のお言葉を貼り付け、毎日その言葉を目にして勉強を続けていました。

諦めずに頑張るというのは、口で言うのは簡単なことです。

しかし、真に諦めずに最後までやり通すということは、とても難しいことです。

私も弁護士13年目になりました。

いろいろな事件を経験し、ご相談をいただいた時点で、事件に対するある程度の見通しが立つことも珍しくありません。

しかし、その13年の中で、最後まで諦めずにやり通した結果、当初の予想を裏切る、思いもよらない素晴らしい結末に至った事件もありました。

これからも、弁護士を志したときの初心を忘れず、最後までやり通す、そういう弁護をしたいと思っています。

ちなみに、私は、スラムダンクの中では、海南の神宗一郎が一番好きでした。

毎日毎日練習を続け、ついに海南のスタメンを勝ち取った神さんには、強い憧れを抱きました。

努力を続けていくということも、また難しいものです。

諦めないこと、努力を続けていくこと。

この2つは弁護士にとっても、とても大切な要素なのだろうと思います。

月9ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」が始まります

2023-01-09

新月9ドラマ 女神の教室

本日からフジテレビ系列の月9ドラマとして、「女神の教室~リーガル青春白書~」がスタートします。

「女神の教室~リーガル青春白書~」では、北川景子さん演じる「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーにする裁判官が、実務家教員としてロースクールへ派遣されます。北川さん演じる主人公が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開し、司法試験合格という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に新風を巻き起こしていく、というドラマのようです。

弁護士とロースクール(法科大学院)との関係

皆さんは、ロースクール(法科大学院)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

現在の日本で、裁判官、検察官、弁護士になるためには、基本的には、ロースクール(法科大学院)を卒業するか、予備試験という司法試験とは別の試験に合格した後に、司法試験を受験する必要があります。

つまり、ロースクールというのは、基本的には、司法試験に合格することを目標とした学生が通う大学院と言えます。

昨年の司法試験では、受験者全体の司法試験合格率が45.52%であったのに対し、予備試験合格者の司法試験合格率は97.53%となっており、驚異的なものがありますが、合格者の人数だけで言えば、昨年の司法試験合格者の7割以上はロースクール出身者です。

ロースクールでの受験指導

「女神の教室」公式サイトの案内によると、ドラマに登場するロースクールの教員たちは、学生に対して司法試験のノウハウを教えることにしか興味が無く、学生たちも試験の対策になることしか求めていないという姿が描かれるということです。

私自身は、ロースクールを卒業してもうすぐ13年になりますが、私がロースクールに通っていたころは、予備試験は存在しませんでした。

また、当時通っていたロースクールでは、学校として司法試験対策(受験指導)を行うことは推奨されておらず、むしろ基本的には禁止されていたように思います。

近時は、ロースクール卒業生よりも、予備試験合格者の方が、圧倒的に合格率が高いという状況もあり、ロースクールにおける授業の方針も変わったのかもしれません。

もっとも、山田裕貴さん演じるロースクール教員は、「『自主ゼミ』 で司法試験合格者を輩出するエース教員」と評されています。

「自主ゼミ」というのは、ロースクールの授業そのものではなく、ロースクールの学生同士で行っている勉強会のことを言うのではないかと思います。

つまり、ロースクール側は公式には受験指導に関われないので、公式授業の自主ゼミにより受験指導をしているということなのでは、とも思いました。

弁護士が弁護士ドラマを見ると

これまでロースクールをテーマにしたドラマは見た記憶がありません。

私が弁護士をテーマにしたドラマを見ていると、「こんなこと起こるわけないじゃん。」とか「こんなにベラベラしゃべってたら、絶対裁判官に制止される(「書面で提出してください!」と言われる)」などと思ってしまいます。

「ロースクールのリアルな日常」が描かれるという新月9ドラマ。

どんな日常が描かれているのか、とても楽しみにしています。

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