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弁護士石川の2025年の目標
弁護士石川の業務上の目標~司法修習生に事務所訪問をしてもらう
新年あけましておめでとうございます。弁護士の石川アトムです。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、弁護士石川の2025年の業務上の目標は、静岡で就職を考えている司法修習生に事務所訪問に来てもらうことです。
2024年末、あまりの忙しさから新人弁護士の採用を決意しました。
年が明けて2025年、静岡県弁護士会に、新人弁護士の採用予定がありますので、弁護士会のホームページに掲載をお願いします、という申し出をしたのが、つい数日前のことです。
同ページはこちらですが、1月10日現在、当事務所の情報はまだ掲載されていません。
今年は、採用にまで至らないとしても、修習生から就職に関する問い合わせや事務所訪問くらいは、来てもらいたい(それを実現したい)というのが、弁護士石川の今年の第一の目標です。
職権濫用の誹りを受けないように気を付けなければいけませんが、今年は、修習生との懇談会などに積極的に顔を出し、採用の告知も行なっていきたいと思います。
弁護士石川のプライベートな目標~17年ぶりにTOEICを受ける
次に、私の個人的な目標です。
忙しい、忙しいと言いながら、2024年12月から、ほぼ毎日、朝30分ほどの時間を割いて、TOEIC向けの単語帳の勉強を始めました。
私の一番上の娘(もうすぐ5歳)が、半年前から私と同じ英会話スクールに通い始め、めきめきと単語力を付けていることに触発されたのか、私も久しぶりにTOEICを受けて、自分の現在地を確認したいと思うようになりました。
私が最後にTOEICを受けたのは、私がロースクールの受験をするときでしたので、17年くらい前のことです。
その後TOEICの形式は変更されており、現在のTOEICがどのような問題形式となっているのか全く知りませんが、とりあえず単語帳を買い、今500語くらいまで進んでいます。
受験するからには、一応勉強してから受けたいというのが信条ですので、毎朝コツコツと単語の勉強をしています。
ロースクール受験時のスコアは720くらいだったと思いますので、まずは720を超えることが目標です。
花粉症が辛くない時期に受験したいなぁと思っています。
弁護士石川のプライベートな目標?その2~鼻中隔湾曲症の手術
花粉症と言えば、私は、毎年ひどい花粉症に悩まされています。
3月から4月にかけて、鼻づまりのため、鼻で全く息ができない状態になることがしばしばあります。
2024年の12月、私は副鼻腔炎(蓄膿症)になり、耳鼻科に受診しました。
その際、医師から、私の鼻の中の骨が曲がっており、曲がり具合は、弱、中、強の強です、と言われました。
私は、花粉症の時期に点鼻薬を差して鼻づまりの改善を試みているのですが、同医師いわく、これだけ曲がっていると、点鼻薬を差しても鼻づまりはあまり改善しないのではないか、ということでした。
鼻の骨がそのように曲がってしまったのは、小学校低学年のときに連れて行かれたソフトボールの練習の初回、それもキャッチボールの初球で、ボールを顔面キャッチしてしまったことが原因ではないかと思っています(その後私は全く練習に行かなかったのですが、チームは優勝したらしく、後日メダルが送られてきました)。
鼻の骨が曲がっているという話は、かなり前にも別の医師から言われたことがありました。
その際、医師からは、花粉症の治療方法として、①投薬治療、②レーザーで鼻の粘膜を焼く、③手術で鼻の骨を治すの3択が示されましたが、②と③が非常に恐ろしいものに思えたため、①を選択しました。
以後、まさに、ズルズルと投薬治療を続けていました。
しかし、昨年から、睡眠の質や、健康に非常に気を遣うようになり、花粉症の時期、ほとんど眠れない日もあるため、このたび手術を受けることを決意しました。
以前、サイパンに行った際、ダイビングのインストラクターさんが、同じような手術を受けたと言っていました。
一生分の鼻血が出て、めちゃくちゃ痛いけど、人生が変わるほど効果があったそうです。
今回受診した医師によると、鼻の骨の手術は、全身麻酔で1週間程度の入院が必要とのことでした。
年が明けて、早速、入院、手術の夢を見ました(汗)
できれば、例年仕事が落ち着く年度末や年度初めに手術を受けたいのですが、病院側の都合もありますし、どうなることでしょうか。
昨年は1年忙しすぎたので、入院中くらい、ニンテンドーSwitchでウイニングポストでもやりながら、のんびりしたいと今は思っているのですが、おそらく落ち着かなくて仕事をするのでしょう。
以前、盲腸で5日ほど入院した際にも、病院で仕事をしてました。
幸いにして、最近ではウェブ会議という方法により、裁判所に行かなくても裁判手続を進められるようになっています。
しかし、さすがに病室からウェブ会議というわけにはいかないですよね(笑)
弁護士石川2024年を振り返る~その3 超個人的な話
お酒を「飲めなく」なった6月
皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
さすがに12月の末にもなりますと、超朝型の私でも布団から出るのは6時が限界です。
寒くなりましたね。
さて、2024年は忙しかったという話を散々書きましたが、2024年を振り返り、印象的であったのは、自分の健康に、以前にも増して気を遣うようになったということです。
私はお酒が好きで、これまでよく飲んでいました。
3年くらいまではほぼ毎日飲んでおり、1、2年前からは、土日はだいたい休肝日にするようにしていました。
今年の目標は、「二日酔いにならない」でしたが、ゴールデンウィーク中にとうとう目標が不達成となりました(ただし、今年はこの1回だけです!)。
これまでであれば、二日酔いになった後の数日間は、お酒を飲む気分じゃないなと思って、何日間か飲まない日が続き、その後性懲りもなくまた飲み始めるのがパターンでした。
ところが、今年のゴールデンウィークのときは、二日酔いになった翌々日の飲み会は良かったのですが、その後1か月ほど、お酒を飲むと気分が悪くなってしまい、「飲めない」日が続いたのです。
最初のころは、ビール半缶くらいで、それ以上受け付けない感じになってしまいました。
私にとっては、お酒を飲んで、本を読んだり、Netflixを見たりすることが非常に大事なストレス解消方法でしたので、お酒を飲めなくなってしまったら、一体何でストレスを解消すればいいのか!?と、当時は本気で悩みました。
幸いにして6月後半ころからは、またお酒を飲めるようになりました。
本当に良かったです。
ただし、その後も、お酒を(それなりに)飲んだ日の睡眠の質が明らかに悪いことを実感するようになるなど、これまでとは違う体調の変化に気が付きました。
来年の春には40になりますし、身体にも色々と変化が出てくるのでしょう。
睡眠の質を良くするため、今年後半から毎月実施されていた尋問手続の前日は、1日も飲みませんでした。
尋問手続は、反射神経が重要ですので、体調は万全にしておかなければなりません。
意外なところで弁護士としてのプロ意識が発現しました(笑)
「結局のところ炭酸で良かったんじゃないか」説
先ほどお話しした「飲めなくなってしまった」時期に、お酒、というより、ビールの代わりに何か飲むものが欲しい、と思い、6月上旬にソーダストリームを導入しました。
ソーダストリームの存在を知ったころ(数年前)は、炭酸水しかできない装置なんて誰が買うのか、と思っていたのですが、意外とハマってしまいました。
最初は、付属のジンジャーシロップだとか、カルディで売っているクラフトコーラなどを試していました。
これはこれでもちろん美味しいんですが、結構割高なんですよね。
カルディのクラフトコーラは、1杯150円~200円くらいしますので、それだったらビール買った方がいいんじゃないかと思ってしまいます。
最終的に、炭酸ストレート、もしくは、レモン果汁をプラスに落ち着いています。
6月後半からまたお酒を飲めるようになったのですが、ビールを1本飲んだ後は炭酸水で良しにするとか、翌日に尋問手続があって、飲まないようにする日などはよく炭酸水を活用しています。
特に、ビールの2本目、3本目の代わりとして炭酸水を飲むことが多くなりました。
こうしてみると、いかに自分が惰性で2本目、3本目のビールを飲んでいたのかということがよく分かりました。
結局のところ炭酸水で良かったんじゃないか・・・。
ただ、ソーダストリームを導入した影響で、ウイスキーを飲み始めるようになりました。
最初はハイボールだったのが、最近はロック専門になり、ウイスキーの消費量は増えてしまっています。
来年も健康に気を遣いつつ、お酒を楽しみたいと思います。
2024年の新たな出会い
今年は、新しい出会いが多かったように思う1年ですが、その中でも、春頃行なわれた某不動産決裁の場で、たまたま知り合うことができた司法書士の三岡先生。
大の競馬ファン、トシちゃんファンでいらっしゃいます。
今年は弁護士になって初の、12月の飲み会が0回かと思われたのですが、忘年会にお誘いいただきました。
この日の先生のお召し物にもトシちゃんが!!
飲み会では、いつも面白いお話をたくさん聞かせていただいています。
時々テレビのクイズ番組で珍回答をするゲストがいるのですが、自分がその状態に陥ってしまっています。
私も真面目に答えているのですが、「不届者」ゆえにそういう回答になってしまうことがあります(汗)
珍回答の全てが芸能人としての「キャラ」ではなく、彼らも真面目に答えているときがあるのだろう、ということに、三岡先生との飲み会の場で気が付きました(笑)
来年以降も、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします!!
こちらの写真は、三岡先生からいただいた、武豊さんご推薦のカレーです。
「またすぐにこの味が恋しくなるのです。」は、本当にそのとおり!
とても美味しかったです。
今日は、父親と武豊さんのトークショーに行ってきます。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
弁護士石川2024年を振り返る~その2 静岡で就職したい人見てください
石川アトム法律事務所は新人弁護士を募集します!!
皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
2024年も残り10日あまりとなりました。
今回は、普通に2024年12月に書いたブログを掲載します。
さて、前回のブログで、2024年の弁護士業務が非常に多忙であったことについてお話ししました。
弁護士として仕事をし、多数のご依頼をいただけるということは大変有り難いことです。
しかしながら、今年はちょっと働きすぎかなという感じもしていました。
弁護士業に限らず、その他のお仕事でも同じように言えることがあると思いますが、仕事の中には、割合簡単な、定型的な仕事と、複雑な仕事、一定の技術や思考を要する仕事があります。
非常に忙しかった今年1年を過ごしてみて、割合簡単な、定型的な仕事については、別の人間に任せ、より複雑な仕事、一定の技術や思考を要する仕事により注力したい(そして、できれば全体の業務時間を減らしたい)と思うようになりました。
うちの事務所は弁護士1名、事務員1名の体制であり、これまでも、誰か一緒にやってくれる弁護士はいないかぁと思っていました。
しかし、その際に考えていたのは、共同経営者として一緒に事務所を経営してくれる人、一定の経験を積んだ弁護士でした。
もちろん今後もそういう人が現れてくれたら現れてくれたで嬉しいんですけど、今年1年、特に年末にかけて、事務所の経費を分担してくれる人が欲しい、というよりも、自分の業務を助けてくれる人(自分の業務負担量を減らしてくれる人)が欲しい、という思いが強くなりました。
そのため、今後、石川アトム法律事務所では、積極的に新人弁護士の採用を打ち出していきたいと思っています。
新人弁護士の採用は中期的目標
私自身の就職活動についてお話ししたブログでも書きましたが、近時、弁護士の就職に関しては、東京一極集中の傾向が強く、静岡のような地方会に就職するという新人弁護士は非常に稀(貴重)です。
そして、自分の業務負担を軽減してくれるような、優秀な(若くなくてもいいです)修習生が、静岡に、まして、うちのような事務所に就職してくれるというのは、極めて稀でしょう。
そのため、今後、私も新人弁護士採用のために、意識的に、かつ、積極的に動いていく必要があると考えています。
静岡で就職したいという修習生や、当事務所に少しでも興味を持たれた修習生がいらっしゃいましたら、石川宛てにご連絡いただけますと幸いです。
私は、弁護士業という仕事に関しては、自分ではものすごく運が良いと思っていますので、きっと将来、良い新人さんが現れてくれるものと確認しています。
頼もしくなってきた事務員さん
新人弁護士を採用したいということについては、他にもいくつかの理由があります。
前回のブログの2023年パートで、2023年末に加入していただいた事務員さんが、まだ辞めずに続けているのか、という話を書きましたが、同事務員さんは、この1年で著しく成長されました。
先日、某案件で、事務員さんが市役所の方と電話で話をしていたのですが、住民票と戸籍を同時に取得できるのか、住民票をもらった後、再度戸籍を取得することになるのか、などと自ら質問していて驚きました。
法律事務所での職務経験が全く無かった事務員さんが大きく成長され、本当に嬉しく思っています。
ただし、これは、前の事務員さんが種々の引継ぎをしてくれたことや、今の事務員さんが自ら色々調べられたりした成果だと思っており、私の寄与度は極めて乏しいと思います。
さて、そのように、事務員さんは大きく成長されているのですが、やはり事務員さんの仕事は、弁護士業務のごく一部の補助ということにならざるを得ません。
破産事件で言えば、必要書類の一部を取り寄せたり、私が依頼者から聞き取った内容の打ち込みをお願いしたり、自動車保険の年払いなんかでは解約返戻金を計算してもらったり、ということです。
私自身はこの1年(特に4月中旬以降)めちゃくちゃ忙しかったのですが、弁護士が忙しいからといって、その分事務員さんにお任せできる業務があるかというと、必ずしもそうではありませんでした。
4月中旬から9月末ころまでにかけては、事務員さんにお願いする仕事があまりに無さ過ぎて、16時ころには「上がって良いですよ~」という状態で、事務員さんには早く帰っていただく日もしばしばありました。
最近も、日中、事務員さんはあまりやることが無く、薬物依存症や、ギャンブル依存症の本を読んでいたりします(そういえば、今週の月曜は15時に上がっていただきました・・・)。
あまりにヒマというのも事務員さんに申し訳なく、もうちょっと忙しい方が良いのだろうなと思っています。
新人弁護士がすぐに仕事を得られるとは思いませんが、新人が1年経ち、2年経てば、それなりに仕事を獲得できるはずで、弁護士1.5人~2人くらいの業務量があった方が事務員さんにとっても良いのではないか、というのが新人弁護士採用のもう一つの大きな動機です。
弁護士石川2024年を振り返る~その1+年末年始の休業のお知らせ
2023年末の弁護士業務はこんな感じでした
皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
2023年も残り10日となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
おいおい、冒頭からいきなり誤記かよ! 2024年だろ!とツッコミを入れた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、上記の「2023年」は誤記ではありません。
冒頭からこの項目の最後までは、2023年12月に作成した文章だからです。
2023年の12月上旬は、私の弁護士人生の中でも1、2を争うくらい忙しく、裁判所に提出する書面の締切りに間に合わないのではないかと思いました。
書面提出の締切日は、朝の(というか、夜の)午前1時30分から仕事を始め、そのおかげで、何とか締切りどおり書面を提出することができました。
私がその時点までで作った書面の中で、2番目に長い書面でした。
さて、忙しい忙しいと言いながら、仕事が来るというのは、弁護士業をしている私にとって本当に有り難いことです。
石川アトム法律事務所では、ホームページをご覧いただいての新規のお客様もいらっしゃいますが、多くのお客様は、以前ご依頼をいただいた方からのご紹介(あるいは、以前ご依頼をいただいた方ご本人)です。
世の中には、というか静岡だけでも、本当にたくさんの弁護士がいます。
その中で、石川を紹介しよう、あるいは、また石川に依頼をしてみようと思っていただけるのは、以前ご依頼をいただいた依頼者の皆様に、私の弁護士としての仕事にご満足いただけているからだと自己評価しています。
私が15年前に、司法修習生として研修を受けていたとき、弁護教官から、「広告や宣伝をどうしようか迷うくらいなら、一件一件の事件に真剣に取り組みなさい。そうすれば自然と依頼は付いてきます」というご訓戒をいただきました。
本当にそのとおりだと思いました。
これからも、依頼者の皆様にご納得、ご満足いただけるような法的サービスの提供に努めて参りたいと思います。
さて、そうは言いつつ、ここまでの内容を書いている段階では、「やっぱり来年(2024年)は、もう少しゆったりと仕事がしたいなぁ。」と思っています。
2024年はどんな一年になっていたのでしょうか。
締切りに追われてヒイヒイ言っているような状態だったのでしょうか。
2023年末から入ってくれた事務員さん2名(そのうち1名は、この部分を書いている段階では就労0日です)は、まだうちの事務所で働いてくれているのでしょうか。
そろそろ2024年12月の私にバトンタッチしたいと思います。
やっぱり激務だった2024年
上記2023年部分について、若干の修文をしつつ、ここからは2024年の石川が筆を執っております。
上記2023年部分は、2023年12月に、某スターバックスコーヒーで書いたもので、そのときのことは今でもよく覚えています。
本当に1年経つのは、あったという間だとしみじみ実感しています。
「来年(2024年)は、もうちょっとゆったり仕事ができるといいなぁ」と本気で思っていたのですが、今年は、昨年以上に忙しかったように思います。
誰ですか、ヒマすぎてオンライン英会話とかやっていた人は!!
マレーシアに旅行(マレーシア旅行に関するブログはこちらをご覧ください)に行く直前ころは、例の年度末、年度明けによる若干の業務の緩みがあったように思うのですが、マレーシアから帰ってきてからは激務だったという記憶しかありません。
通常の午前9時から午後5時半までの事務所での執務に加えて、土日祝日関係なく、朝5時から7時半までは自宅で書類作成またはメール返信、土日祝日も、子どもが昼寝をしている1時間か2時間は仕事という状態でした。
弁護士をやってきてもうすぐ15年目になりますが、おそらく自分の中で初めて、少し休んだ方がいいなという感覚を持ちました。
心身ともに健康でいることは、何にも増して大切なことです。
今後も身体に気を付けて仕事をしていきたいと思います。
年末年始の休業のお知らせ
石川アトム法律事務所では、2024年12月27日を2024年の最終営業日とし、2025年は、1月6日から執務を開始いたします。
もっとも、顧問契約を締結していただいている企業の皆様におかれましては、上記休業期間中でも、何かございましたら、いつでも私の携帯宛にご連絡いただければと思います。
大変有り難いことに、本年も複数の企業様から新規に法律顧問のご用命をいただきました。
来年もさらに多くの皆様のお役に立てるよう、邁進して参りたいと思います。
弁護士になるための就職活動~弁護士石川アトムの場合3
私が描いていた「弁護士」像=マチ弁
皆さん、こんにちは。弁護士の石川です。
ここ最近、弁護士になるための就職活動についてお話をしています。
前回のブログの後半では、司法試験受験後に受けた、大阪の大手法律事務所での「サマクラ」をご紹介しました。
司法試験受験後、私自身、裁判官や検察官ではなく弁護士になりたいということはほぼ固まっていたのですが、どのような弁護士なりたいかということについては、まだふわふわとした状態でした。
と言うよりも、大手渉外事務所と呼ばれる事務所でどのような執務が行われているのか、正直よく分からなかったという感じでした(今でもよく分かりません笑)。
私にとっては、一般的な民事事件、家事事件、刑事事件を扱うマチ弁の方が、テレビドラマ等で馴染みがあり、親近感を持つ存在でした。
大阪の某大手法律事務所でサマクラをさせていただき、自分が思い描いていた弁護士という仕事に比較的近いと思ったことや、私を指導してくださった先生がとても優しかったこと、事務所の雰囲気もかっこ良かったので、同事務所に対する就職活動を行うことに決めました。
大阪某大手法律事務所での就職活動
その事務所では、サマクラ終了後、司法試験合格発表前から、会食を通じたリクルート活動が行われていました。
私は、その事務所の先生方と4回ほどお食事をさせていただきました。
先にお話ししたとおり、私の中での「弁護士」像はマチ弁であり、この点、当該事務所で働くということは、私の希望と合っていました。
しかし、私の中では、静岡で働くというビジョンが強く、大阪の同事務所で就職活動をしつつ、やっぱり静岡がいいな、とも思っていたのでした。
4回目くらいのお食事の際、食事をご一緒させていただいた先生から、「君は、今うちの事務所が内定を出すと言ったら、うちに来てくれるかね。」というようなご質問をいただいたのですが、嘘がつけない私は、「うーん。」と言ってしまったんですよね。
こんな態度では、事務所側も、もう結構です、となりますよね。
実際、その次の食事に呼ばれることはありませんでした。
また、私も、採用面接に申込みをしませんでした。
大阪での就職活動はこれで一区切りとなり、この頃には、司法試験の合格発表も出ていたかと思います。
その後、第一希望が通って、静岡での修習を始めることになったことについては、以前のブログでご紹介したとおりです。
静岡の法律事務所での就職活動
司法修習が静岡に決まったものの、静岡市(静岡支部)での修習ではなく、ショックを受けたことも以前ご紹介のとおりです。
当時、司法試験には合格したものの、法曹関係者とのツテはほとんどありませんでした(全く無かったわけではありませんが、そのツテを使える状況にはありませんでした)。
今では、静岡では、どこの事務所もホームページを持っていますが、15年前、静岡法律事務所でホームページを持っていた事務所は、3割程度だったのではないでしょうか。
まずは、ホームページを持っている事務所に、弁護士募集の記載が無いかを探しました。
しかし、司法修習が始まる前の時点から、新人弁護士募集を打ち出す事務所は、かなり少なかったです。
新人弁護士募集を打ち出している事務所に電話をしても、司法修習が始まってからお知らせします、というような感じで、東京、大阪での就職活動を経験してきた身からすると、かなりゆったりと構えており、就職活動をする立場からすると、歯がゆい感じでした。
静岡市内の某事務所にアポを取ることができ、お邪魔させていただいたこともありました。
その際、就職活動の話をしようとしたところ、「まぁまぁ、そんな話はいいじゃないか。」というような感じで、飲みに連れて行っていただいたのですが、ほとんど就職活動の話は出なかったと記憶しています。
とにかく、静岡での採用状況というのは、かなりのんびりとしたものに感じられました。
当時は、司法試験合格者が急増し、私が合格した年より前の数年間で、それなりの人数の方が静岡で就職をされていたという事情もあったのかもしれません。
私が司法試験に受かったころは、氷河期とまでは言いませんが、買い手市場で、弁護士としての就職活動は、それなりに苦労をした時期であったであろうと思います。
逆に、ここ最近では、司法試験合格者が若干減ったとは言え、十分な人数がいるはずなのに、東京一極集中の状態が続いており、静岡のような地方会で就職してくれる新人はかなり減ってしまっています。
私が弁護士になったときには、静岡県全体で20人、静岡支部だけでも10人程度は就職をしたものですが、ここ数年、静岡県全体でも7、8名程度ではないでしょうか。
時代は変わったのだなぁと実感します。
弁護士になるための就職活動~弁護士石川アトムの場合2
大手法律事務所の新年会でのドン引きな挨拶
皆さん、こんにちは。弁護士の石川です。
前回のブログから、弁護士になるための就職活動についてお話をしてきました。
また、東京の大手法律事務所で、「サマクラ」というものがあり、それに参加したときのことをご紹介しました。
今回は、そのサマクラ後に行われた新年会のことからお話しします。
私は、某大手法律事務所のサマクラに、ロースクール1年目の夏休みに参加したのですが、同事務所から、その翌年の1月に新年会をやるということで、ご案内をいただきました。
場所は、京都の某高級ホテルでした。
今考えると、めちゃくちゃ忙しい中、学生との新年会のために東京から多数の弁護士がやってくるということ自体、大手事務所の新人弁護士リクルートに対する並々ならぬ意欲を感じます。
さて、その新年会には、同じロースクールから多数の生徒が出席しました。
1次会は、テーブルに着座したコース形式のお料理でした。
冒頭、弁護士の先生が、冗談交じりに「皆さんには、司法試験合格後は、うちの事務所で働いていただくと思いますが、」などと挨拶され、笑いが起きるなど和やかな雰囲気でした。
その後、ロースクール生全員が一言ずつ挨拶をしました。
特定のロースクール生だけがマイクをもって挨拶するということはなかったはずで、私も何かしらの挨拶をしたのだと思いますが、自分の挨拶は全く覚えていません。
しかし、同じクラスの某ロースクール生がした挨拶は衝撃的でした。
いきなり「私は弁護士にはならないのですが」と切り出したのです。
マンガなんかで、コマ全体に「ピシッ」とヒビが入るような表現があると思いますが(古いでしょうか)、そんな感じの、コンマ何秒かの真空状態がありました。
「えっ、何言ってんの?」「じゃあ、どうしてあなたは今日来たの?」と、その人以外の会場にいた全員が思ったことでしょう。
この方は、大変優秀ま方で、最終的に、京都大学ロースクール3期生の中で、3本の指に入る成績を修められた方です。
普段は穏やかな、割合のんびりとした雰囲気の方だったので、まさか、あの場で、あのような挨拶をされるとは思っていなかったので、大変衝撃的でした。
しかし、あの場でああいうことを言えちゃうところが、ある意味、我々凡人とは違うということなのかもしれません。
司法試験受験後のサマクラ
法科大学院を卒業し、司法試験を受験した後にもサマクラがありました。
この時期のサマクラは、大阪の大手法律事務所(こちらも「(大阪の)四大」などと呼んでいました)で実施されたものでした。
私は、司法試験に限らず、受験関係で、合格発表を待っているということがとても苦手です。
このブログを書いていて思い出したのですが、これまで受けてきた試験の中で、受かると思って受かった試験は一つもありませんでした。
高校受験も、大学受験も、法科大学院の受験も、司法試験も、二回試験も、全てです。
逆に、唯一と言ってもいい、「これは受かっただろ」と思った、某私立大学の大学受験には落ちました(笑)
私が受けた司法試験の場合、5月に受験をし、合格発表は9月でした。
そんな長い期間を、ただひたすら「待つ」などということには、とても耐えられません。
そういう意味もあって、大阪の大手法律事務所が実施しているサマクラに2つ参加することにしました。
大阪のサマクラも、内容は東京のサマクラと同様で、事務所や弁護士が違うだけかと思っていました。
東京の法律事務所では、全体像が全く見えない案件の、何かしらの判例検索や条文解釈の補助をしていました。
これに比べると、大阪の法律事務所では、刑事事件の弁論要旨(刑事裁判で弁護側が行う最終意見陳述)の起案であったり、相続事件の法律相談に立ち合ったりと、大手でありながら、割とマチ弁的な事件を見せていただくことができました。
大手でもこういう事件を扱うことがあるんだなと、そういう意味でも大変参考になりました。
「この店は焼きそばが美味しいんだよ」
2つの大阪の事務所のサマクラでも、お昼ご飯や、夜の会食が多く設けられていました。
その中の一つですが、水谷豊氏に似たダンディーな先生とお昼をご一緒させていただいたことがありました。
その際、中華料理屋さん(というよりは、ラーメン屋さんでしょうか)に行きました。
その先生は、「この店は焼きそばが美味しいんだよ」とおっしゃったのですが、私は、焼きめしが食べたかったので、「焼きめしが食べたいです」と言いました。
しかし、再度その先生が、「この店は焼きそばが美味しいんだよ」とおっしゃられたので、「じゃあ、焼きそばで」ということで、意見修正をしました。
あのやり取りも、今考えてみると、自分の意見を通す意思の固さを試していたのか、それとも、空気を読んだ対応を試していたのか。
あるいは、本当に、その先生が私に焼きそばを食べさせたかっただけだったのか(笑)
大阪の法律事務所でのサマクラの方が、1年目の先生ともたくさんお話をさせていただき、アットホームな印象を受けました。
両方ともとても楽しかった記憶があります。
弁護士になるための就職活動~弁護士石川アトムの場合1
弁護士としての就職活動は司法試験の遥か以前から始まっていた
皆さん、こんにちは。弁護士の石川です。
これまで、弁護士になるために必要な「司法修習」という制度について、18回にわたりお話をしてきました。
弁護士になるためには、司法試験に合格し、司法修習という研修を約1年間受け、二回試験という卒業試験に合格する必要があります。
二回試験に無事合格した司法修習生の多くは、弁護士として働き始めますが、その中でもほとんどの修習生は、特定の法律事務所に就職し、その事務所の一員として弁護士デビューします。
中には、様々な理由により、特定の法律事務所に就職せず、弁護士デビューと同時に自らの事務所を開設するという弁護士もいないわけではありません。
このような場合、弁護士になったと同時に即独立する、ということで「即独」(そくどく)と呼ばれたりします。
即独しない修習生は、特定の法律事務所に就職する必要がありますが、法律事務所への就職活動は、どのように行われるのでしょうか。
これも、もはや15年以上前のお話になってしまうのですが、私がロースクール(法科大学院)に通っていたころ、弁護士としての就職活動は法科大学院に通っているころから始まっていたと言っても過言ではありません。
当時の司法試験(いわゆる「新司法試験」)では、多くの人にとって、法科大学院を卒業して初めて司法試験を受験するということが想定されていました。
法科大学院へ通っている時期というのは、司法試験に合格していないことはもちろん、司法試験を受けたことすら無い、という人もたくさんいました。
そういう状況であるのに、既に就職活動は始まっていたのです。
大手法律事務所の「サマクラ」
私がロースクールに入学してまだ2か月程度しか経っていないころ、掲示板にチラシが貼られていたのか、チラシが配られたのか、先輩のロースクール生から案内があったのか定かではありませんが、東京の某大手法律事務所が、事務所の紹介をする説明会を開くということで、案内がありました。
現在、日本の大きな事務所と言いますと、東京にある「四大事務所」、「五大事務所」と言われますが、私は、その中の2つの事務所の説明会に参加しました。
そのうちの1つの事務所では、京都市内の某有名ホテルの会議室で、説明が行われました。
参加した2つの説明会の記憶は既に忘却の彼方ですが、おそらくその説明会のときに、ロースクール1年目の夏休みに、1週間うちの事務所で業務体験をしてみませんか、という案内があったと思います。
東京や大阪の大手事務所で行われていた(現在も行われているようです)、夏休みに行われる弁護士事務所の業務体験のことをサマークラーク(略して「サマクラ」)と呼んでいました。
サマクラは、ロースクール生からすれば、将来就職したい法律事務所に自分をアピールする場であり、法律事務所側からすれば、若くて優秀なロースクール生をかなり早い時期から(司法試験合格の2年以上前から!!)、スカウトできるというメリットがありました。
大きな事務所で働きたいと思うロースクール生の多くは、サマクラに参加するのではないかと思います。
私がいたロースクールでは、3割程度の生徒は、ロースクール1年目の夏休みに、サマクラに参加していたと記憶しています。
「サマクラ」の中身
私が参加したサマクラは、東京の某大手法律事務所が行っていたものでした。
私は京都大学のロースクールに通っていましたので、京都から東京の事務所まで新幹線で行きました。
また、東京では、1週間宿泊する必要がありました。
これらの費用は、すべて事務所持ちです。
また、サマクラの期間中、朝食は事務所が予約してくれたホテルのビュッフェでした。
昼食や夕食も、毎回、事務所に所属している弁護士との会食で、それらの費用もすべて事務所持ちでした。
事務所に着いて早々、お昼を食べに行こうということになり、近くのホテルで昼食を取りました。
最安値のお料理が3000円くらいであり、学生だった私はとても驚きました。
さらに、おそらく今もそうだと思いますが、一応法律業務を補助する立場ということで、1日あたり1万円のバイト代的なものも支給されました。
私が参加した週は、自分を含めて6人程度のロースクール生がサマクラに参加していました。
ロースクール生一人あたり、最低でも1週間で15万円程度の経費かかるものと思いますが、大手事務所にとっては、早期スカウトのメリットに比べれば大した金額ではないのでしょう。
サマクラでは、担当となる弁護士1名(私の場合は、弁護士歴3年くらいの先生でした)から指示を受けて、裁判例を調査したり、法律の解釈について調べたりする業務を行いました。
自分以外の5人のサマクラ生は、確か全員別のロースクール(法科大学院)の方だったと思いますが、その中の一人に、めちゃくちゃ「四大事務所」やそこに所属している弁護士について詳しい方がいらっしゃいました。
四大のどこそこの事務所はこういう事務所で、あそこはこういう事務所で、あの事務所の○○先生は、こういう分野が非常に得意で・・・などというような感じです。
ロースクールに入って4か月で、よくそこまで色々調べたなぁと感心したものです。
彼は、その後、私も参加していたサマクラの事務所に入所し、現在ではパートナーになっています。
すごいです。
静岡地方裁判所主催の夏休みイベントに参加してきました(+お盆休みのお知らせ)
静岡地方裁判所の刑事法廷を使用した夏休みイベント
みなさん、こんにちは。弁護士の石川です。
小中高生の夏休みも、ちょうど折り返し地点といったところではないでしょうか。
今回のブログは、昨日行われたイベントについてのお話です。
昨日は、静岡地方裁判所で、小学4年生から6年生を対象とした夏休みイベントが開催されました。
私は、弁護士の立場で、同イベントに参加して参りました。
同イベントの主な内容は、以下の3つです。
①実際の法廷を使った刑事模擬裁判
②現役の弁護士、検察官、裁判官に対する質問コーナー
③法廷見学(法服=裁判官が着ている服を着て、記念撮影もできるそうです!)
静岡地方裁場所の広報ページにイベント告知用のチラシがありましたので、そのリンクを貼らせていただきます。
Microsoft PowerPoint – 02-1 夏休み広報行事チラシ (courts.go.jp)
私は、去年、一昨年、今年と、ここ3年、こちらのイベントに弁護士会側の人間として参加させていただいております。
一昨年行われた同様のイベントに関する、テレビ局の記事がありましたので、リンクを貼らせていただきます。
被告は王妃! 白雪姫毒リンゴ殺人未遂事件の『模擬法廷』で小学生が下した判決は… 裁判官役「それぞれの主張が納得できて難しかった」 静岡地裁 – LOOK 静岡朝日テレビ (satv.co.jp)
こちらのサイトの、2枚目の写真の右後ろに座っているのが私です。
本物の法廷を使った刑事模擬裁判
夏休みイベントのメインは、実際の法廷を使った模擬裁判です。
参加していただいた生徒さんには、それぞれ、弁護士(刑事裁判ですので、厳密には「弁護人」)、検察官、裁判官の、いずれかの役になってもらいます。
模擬裁判で、どのようなセリフを言うのかなどについては、シナリオがありますので、難しい知識は必要ありませんし、「失敗する」心配も全くありません。
今年もそうでしたし、これまでの回の生徒さんたちも同様ですが、生徒さんは、皆さんとても堂々と各配役をこなしていらっしゃいました。
模擬裁判の終盤では、シナリオ上展開された、ある事件について、被告人として刑事裁判にかけられてしまった人が犯人であるかどうか、つまり、被告人は有罪か無罪か、を生徒さんたちに考えてもらいます。
裁判官チームの生徒さんだけでなく、弁護士(弁護人)チームの生徒さんにも、検察官チームの生徒さんにも、被告人が有罪か無罪かを考えていただきます。
生徒さんからは、シナリオ上現れた事実について、こういう意味で被告人に有利と判断できる、という意見が出たり、同じ事実についても、こういう意味で被告人には不利な事実である、という意見も出たりするなど、活発な意見交換がされていました。
同じ一つの事実についても、様々な評価ができるということは、裁判手続に限らず、日常生活においても、とても重要なことだと私は考えています。
物事の見え方や、ある物に対する考え方や評価は、一つだけではないということです。
生徒さんたちにそのことを少しでも感じとっていただけたのなら良かったと思いました。
裁判官、検察官の真面目な回答と対照的な弁護士(私)の回答
もちろんキリッとした、大変真面目な弁護士も、この世の中にはたくさんいらっしゃると思いますが、私はどちらかというと、そういうタイプではありません。
質問コーナーでは、裁判官、検察官と弁護士(私)の雰囲気は、随分違うなぁと毎年思います。
毎年、どうして弁護士、裁判官、検察官になったのですか、という質問が挙がります。
私にとって弁護士を目指した理由は一つではなく、大きく分けても、5個くらいはあるのですが、私はここ3年、「組織や会社で働くことに向いていないと思ったので、弁護士を目指しました。」と答えています。
こちらのイベントは、保護者の皆様が同伴されていまして、多くの保護者の皆様は、この回答に笑ってくださいます。
別にウケを狙って回答しているわけではないのですが、特に昨日のイベントでは、裁判官、検察官の回答については、皆様「うんうん」「ふむふむ」と言った様子で聞かれているのですが、私の回答については、笑いが起きることが多かったと思います。
ここ2年こんな感じで、弁護士会側の人間としてイベントに参加してきて、今年も裁判所から出演NGは出されなかったので、来年もお声掛かりがあれば、是非参加させていただきたいと思っています。
石川アトム法律事務所のお盆休みのお知らせ
さて、直前のお知らせとなり、申し訳ありません。
早い人では、既にお盆休みに入られている方もいらっしゃるかもしれません。
弊所では、土日を含めまして、本年8月10日から同月18日までお盆休みをいただきます。
同期間中は、基本的に事務所宛のお電話はつながらない状態となります。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご容赦ください。
なお、顧問契約をご締結いただいております顧問会社様には、何かございましたら、お盆休み中も随時当職の携帯電話宛てにご連絡いただければと思います。
皆様、暑さに気を付けて、お盆休みをお過ごし下さい。
アメリカで誘拐されたと勘違いした件
アメリカのロースクールで2週間の講義聴講
皆さん、こんにちは。弁護士の石川です。
マレーシア旅行のブログの中で、マレーシアでは、配車アプリGrabが浸透しており、同アプリでは、事前清算ができること、このアプリがあれば、アメリカのワシントンDCで、タクシーで誘拐されたと勘違いして、パニックになることもなかっただろうに・・・という話を書きました。
今回のブログは、その「勘違い」の件です。
私は、コロナ直前の2019年8月、ワシントンDCを訪れました。
当時、立命館大学ロースクールの主催で、ワシントンセミナーという、アメリカのロースクールで勉強をするプログラムがありました。
過去のものですが、ウェブサイトがありましたので、リンクを掲載させていただきます。
https://www.ritsumei.ac.jp/lawschool/washington_seminar/
当時私が所属していた静岡法律事務所の所長は、立命館大学のご出身で、そのプログラムに参加してみないかという話をいただいていました。
移動期間を含めると2週間以上の国外滞在が必要となり、長期日本を不在にすることに対する不安もありましたが、当時契約をしていた全ての顧問会社様から、同プログラムへの参加について許可をいただき、2019年の回に参加することを決めました。
本当は、(私の中では)同じ事務所の後輩弁護士とともに参加する予定だったのですが、ある事情により、彼は参加することができなくなってしまいました。
そのことは今でもとても残念に思っています。
このプログラムには私を含め4名の弁護士と10名ほどのロースクール生が参加していました。
このプログラムでは、1日2、3個の講義(全編英語)を受けたり、現地の弁護士事務所や裁判所を見学したりしました。
私のこれまでの人生の中で、最も楽しかった2週間であり、できることならば、もう一度参加したいと思っているイベントです。
私の参加をご快諾いただいた顧問会社の皆様と、つわりが苦しかったにもかかわらず、参加を許可してくれた妻には本当に感謝しています。
このときのことは、また別のシリーズとして、皆様にご紹介したいと思っています。
今回は、その番外編というか、おまけというか(本編より先なのですが)、ワシントンDC滞在中にニューヨークへ向かったときのお話です。
列車に乗ってワシントンDCからニューヨークへ
ワシントンセミナーの期間中、私たちは、ワシントンDCから少し離れたメリーランド州ベゼスタのホテルに滞在していました。
講義や見学があるのは平日で、土日はフリーとなっており、私はかねてから土日にはニューヨークに行ってみたいと思っていました。
ワシントンDCからニューヨークへは、電車で3時間ほどかかります。
事前に、始発のチケットを購入しておきました。
出発はワシントンDCのユニオンステーションですが、ニューヨーク行きの最も早い便に乗る場合、ホテルからユニオンステーションへ向かう地下鉄が動いていない、あるいは、始発でも間に合わない可能性がありました。
そこで私は、宿泊先のホテルのフロントに、土曜日の朝、タクシーを呼んでくれるように伝えていました。
恐怖のタクシー乗車体験
土曜の朝、タクシーが来て、私は、運転手に、ワシントンDC中心部にあるユニオンステーションに向かって欲しいと伝えました。
ユニオンステーションは、当時宿泊していたホテルから南東の方角にあります。
私は当然南東側へ向かうのだろうと思っていました。
ところが、タクシーは、発車早々、北側へ向かって走り出したのです。
私は、途中でどこかでUターンするのだろうと思ってしばらく静観していたのですが、タクシーは北へ走り続け始めました。
ちょっとおかしいと思い、運転手さんに、ユニオンステーションに向かっているんですよね、と尋ねたところ、運転手さんは、道路工事をしていて混んでいるから、別の道を通っているだよ、と答えました。
まぁ、そういうこともあるのかと思い、またしばらく乗っていたのですが、そのうち、タクシーは西側へ向けて走り出しました。
私は再度運転手さんに、駅に向かっているんですよね、と確認しましたが、運転手さんは大丈夫だと言うばかりでした。
仕舞いには、タクシーは高速道路ばりにビュンビュン飛ばす車ばかりの何車線もある道に入りました。
しかも、道路の隣は完全な森!!
グーグルマップを見てみると、タクシーは駅とは違う、完全に明後日の方向に向けて走っていることが分かりました。
青矢印の始点がホテルで、矢印の先が駅の場所です。
しかし、タクシーはルートから大きく外れ、青点の位置まで来てしましました。
ホテルから約10キロ、車で15分ほど走った状態です。
私は、誘拐されているものだと思い、パニックに陥りました。
運転手さんに、お願いですから、駅に向かって下さいと何度も懇願しましたが(まさに懇願でした)、運転手さんは、駅に向かっている、大丈夫と繰り返すばかり。
一時はタクシー会社に電話をしようか、タクシーから飛び降りようか、とも考えました。
全く、生きた心地がしませんでした。
そのうち徐々にタクシーは南下し、駅が近づいてくるとようやく安心できました。
結局タクシーは、ホテルから駅までGを書くように走ったのです。
当時、ワシントンセミナーのメンバーでグループLINEを持っていたのですが、そのLINEに、タクシーに乗ったら明後日の方向に連れて行かれたものの、とりあえず無事である旨を報告しました。
清算時にチップを支払う画面が表示されたのですが、0が無かったので、仕方なく1ドルと入力。
おそらくタクシーの運転手は、距離を稼ごうとして遠目のルートを通ったものと思いますが、本当に怖かったです。
香港でデパートの非常ベルを鳴らしてしまったり、ラスベガスで白昼堂々カツアゲされたりもしましたが、今回ご紹介した件が、これまで海外で一番ヤバいと思ったできごとでした。
このときGrabが使えていたら、距離稼ぎの運転のために、誘拐されたと勘違いすることも無かったでしょうに、ということで、以前のブログで言及した次第です。
弁護士石川アトムの静岡高校同級生の話
駒井千紘さん~「満タサレズ、止メラレズ」の原作者
皆さん、こんにちは。弁護士の石川です。
これまで3回マレーシア旅行のお話を書いてきまして、まだ何回かマレーシアのお話があるのですが、一旦お休みをいただきまして、今回は、私の静岡高校時代の同級生のお話をしたいと思います。
なぜ、このタイミングでこの話なのか、と言いますと、次の日曜日6月23日の夜11時55分から、「満タサレズ、止メラレズ」というドラマがスタートするからです。
このドラマは、筧美和子さん、鈴木ゆうかさん主演で、買い物依存症、SNS依存症に陥った女性をテーマとしたもので、原作は、コミックシーモアで連載された同名のマンガです。
そして、このマンガの作者である駒井千紘さんは、私の中学校、高校時代の同級生でして、そのため、ドラマスタートの直前である今回、告知をさせていただいたという流れです。
こちらのドラマ、ABCテレビでの放送なのですが、今の時代は素晴らしい!
TVerやABEMAでも見逃し配信が行われるようですので、静岡県内の皆様も、ぜひご視聴ください。
私は、あまり駒井さんが絵を描くというイメージを持っていなかったのですが、中学の合唱コンクールの際、指揮者をされていて、その表現ぶりが話題になっていましたし、高校では演劇部に所属されるなど、今にして思えば、「表現派」だったのでしょう。
駒井さんとは、高校3年生のとき同じクラスでした。
駒井さんは、静岡高校で年一番盛り上がる、クラス対抗の仮装大会で、主演6人のうちの1人を務め、見事我がクラスを優勝に導きました。
ちなみに、私も主演6人のうちの1人でして、駒井さんはサルの役、私は原始人の役でした。
人間役の主演は、当時の日本国首相、ロシア大統領を模した2名のみでしたが、特に日本国首相の方は、本人そっくりと好評でした。
なお、静岡高校の仮装は、少なくとも当時は、セリフ厳禁(効果音はOK)のお芝居ないしミュージカルとなっており、似ているか似ていないかということではなく、テーマ性、表現性、小道具大道具などの舞台装置のできを総合考慮して、クラスごとに点数が付けられていたものと思います。
静岡高校時代の青春といえば、まずこの行事を思い浮かべます。
原田夏希さん~朝ドラ主演女優
続いてご紹介する静岡高校の同級生は原田夏希さんです。
原田さんは高校1年と2年のとき同級生でして、当時高校では、学年を超えて、すごい美人がいると噂になっていました。
原田さんは、高校1年生のころからマクドナルドのCM(確かモンスターズインクが出てくるもの)に出演されていて、その後、映画「ピンポン」で、窪塚洋介さんに「あんた、卓球止めたんでしょ。」と言ったり、朝の連続テレビ小説「わかば」で主演を務められたりしました。
また、私が大好きだった「ハチミツとクローバー」のドラマ版で、山田あゆみ役を演じられました。
原田さんとは、高校1年と2年のとき同じクラスでした。
原田さんは、高校時代から女優業等で大変活躍されていましたが、全く気取ったところがなく、むしろ気さくな感じでした。
ただ、生物の授業で、死んだらどうしてもらいたいか、ということが話題になった際、大抵の生徒は、土葬か火葬と言う中、原田さんは「剥製にしてほしい。」とおっしゃり、なるほど、さすが芸能人は言うことが違う、と当時思いました。
でも、基本は、気さくなんですよ。
先日、私が庭で畑仕事をしていましたら、道路側から「アトムくん?」と背中越しに声を掛けられ、ふりかえると、原田さんで、ビックリしました。
小野友樹さん~超売れっ子声優、増井浩俊さん~侍ジャパン守護神
小野友樹さんは、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の主人公、東方仗助役を始め、数多くの役を担当され、ご自身のレギュラー番組(テレビ、ラジオ、インターネット配信を含む)を多数お持ちの、私の義弟が言うには、「超売れっ子」の声優さんです(義弟はアニメが大好きです)。
小野くんが声優業をされているということは、5、6年前の同窓会の際に、彼のビデオレターを見て知ったのですが、ここまで活躍されているということは最近まで知りませんでした。
小野くんとは、高校の際、「君がアトム君か。」と言われたこと以外、全く交流が無く、クラスも違いました。
しかし、小野くんとは体育の授業が同じであり、当時静岡高校の体育では、「高校生体操」という準備運動があったのですが、小野くんが、お手本どおりというか、むしろやり過ぎというか、あまりにキチキチっと高校生体操をやるので、高校入学当初から、「誰だ、あいつは。」と話題になっていました。
増井くんに至っては全くお話をしたことが無いのですが、紹介させてください。
増井くんは、大学卒業後、社会人野球を経て、日本ハムファイターズ、オリックスバファローズでプロ野球選手として大活躍されました。
最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得されたり、野球日本代表(侍ジャパン)の守護神(抑え)として活躍されたりしました。
いつか増井くんの試合を見に行きたい、見に行きたいと思いつつ、増井くんの所属チームが日ハムとオリックスであったため、なかなか見に行く機会が無いと思っていたところ、昨年引退を発表されました。
大変残念でした。
今後、増井くんがどのような道を進むのか、指導者としての道もあり得るのか分かりませんが、また違うステージで活躍される際には、応援に行きたいと思います。
それにしても、ただの県立高校の一学年に、これだけのタレントが集まっていたとは、すごいことですよね。
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