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弁護士事務所で1年間働いてみて
みなさん、こんにちは。弁護士石川アトムの事務所で働いている事務のKです。
今回は、弁護士石川より、ブログを一本書いてもらいたいとのことで、弁護士石川に代わり、記事を書くことになりました。
石川アトム法律事務所で働き始めて1年が経ちますが、あっという間の1年間でした。
令和5年12月に、当時お勤めされていた事務員さんから業務の引継ぎをしていただいたのですが、法律の専門用語が多すぎて、その意味内容を理解できないまま令和6年1月を迎えました。
当初は、今後私1人で大丈夫なのかと、不安だらけでした。
この仕事続けられるのか?私で大丈夫なのか?と思っていましたが、何とか1年間続けることが出来ました。
石川アトム法律事務所で働き始めた最初の頃、まわりの人たちに法律事務所で働くことになったことを伝えると、「え?!法律事務所?」「働けるの?」「大丈夫?」など、不安な声をかけられていました。
しかし、最近では、「まだ働いてるの!」「すごいね!」「頑張ってるね!」「働きやすい環境でよかったね。」などと言われることが多くなりました。
法律事務所で働き始めてから、弁護士もののドラマやニュースをよく見るようになりました。
法律事務所で働いていなかったら、きっと見ていなかったと思います。
ドラマの中で、事務所内で見たことのある物や言葉がドラマに出てくると「見たことある!」「知ってる言葉!」と一人でちょっとだけ嬉しく感じたりします。
一方で、1年働いても電話対応は未だに苦手で、言葉使いが難しいです。
たまに後ろからアドバイスをいただいたりします。
いろいろ大変なこともありましたが、励ましてくれた家族や友達、本当に周りの人に助けられているおかげで1年間働けたと思います。
これからも、少しずつ成長していけたらと思っています。
石川アトム法律事務所での私の仕事について
法律相談にお見えになる方は、いろいろなお悩みを抱えていると思います。
相談される方によって、内容も違うのに、弁護士はその場で対応しているので、やっぱり弁護士はすごいな、といつも思っています。
私の仕事は、ほんの少しだけ事務的なお手伝いをさせていただいているのですが、相談内容が違えば、作業も変わってきます。新しい作業をするたび調べたり、聞いたりしています。
同じように思える作業でも、相談や事件の内容が人によってそれぞれ違うので、同じようにいかないことも多く、そこが難しいところです。
また、ときどき弁護士から、裁判所に提出する書類の誤字脱字のチェックをお願いされることがあります。
書類の誤字脱字のチェックをするときは、漢字が読めず、調べながら確認をしたりしているうえに、書類が10ページも、20ページもあるので、とても時間がかかります。
私は読書が苦手で、これまであまり本を読んできませんでした。
弁護士の書類の中には今まで私が出会ったことが無かった漢字がたくさんあります。
もともと、読むスピードも、理解するスピードも、文章を作るスピードも遅いので、少しずつ早くなっていければと思っています。
ちなみに、最近初めて見た言葉は、「○○をして・・・させる」というもので、「○○さんに・・・をやらせる」という意味だそうです。
石川アトム法律事務所に置いてある本
私は最近、時間ができたときに、事務所にある本を読むようにしています。
一番最初は、「法律事務所職員」、「裁判所提出書類の集め方」の本を読みました。
初めて法律事務所の職員になったので、仕事に関しての知識を学ぶことがとても多かったと思います。たまにわからないときに、読み返したりします。
事務所にある本は専門的な本が多いため、読める本は少ないです。
以前、法律系の本を読んでみたのですが、全く意味が分からず、1~2ページ読んで(目を通したくらい?)、すぐに本棚に返しました。見たらいけない本を開いてしまった気分でした。
なので、弁護士がおすすめしてくれた、「ギャンブル依存症」という本を読みました。
その後は、近くにあった「薬物依存症」、「実録!刑務所のヒミツ」というタイトルの本も読みました。
法律事務所で働かなければ絶対に読むことのなかった本だと思いました。
これらの本を読んでみて、ギャンブル依存症、薬物依存症について、どうしてそのような依存症に陥ってしまうのか、少し理解できたように思います。
自分には関係ないと思っていても、誰にでもなってしまう危険が少なからずあるのだと思いました。
「実録!刑務所のヒミツ」の内容は大変興味深かったのですが、刑務所の中には絶対入りたくないと思いました。
最近、事務員向けの破産申立ての本が来ました。
今はこちらを読んで、自己破産の申立てについてスキルアップしていきたいと思っています。