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当事務所は、石川アトム法律事務所です。
皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
さて、私が静岡法律事務所から独立して当事務所を開設し、まもなく2年半となります。
私が独立開業する際、事務所の名前をどうするか少し悩みました。
最近久しぶりにお客様から尋ねられたように思うですが、私、石川アトムの「アトム」は本名です。
この「アトム」は、私の父母が付けてくれた名前です。
鉄腕アトムが21世紀に活躍したように、21世紀に活躍できるような人間になってもらいたいということで、「アトム」という名前を付けたそうです(設定では2003年4月7日に誕生したということになっています。今はそれから20年以上経っていますが、未だに車も空を飛びませんね)。
せっかく良い名前をいただいたので、事務所の名前にも、「アトム」を入れたいなぁとは思っていました。
法律事務所の名付けパターン
さて、法律事務所の名前には、いくつかのパターン、グループがあると思います。
1つ目は、事務所の所在地に関係した事務所名です。
当事務所を例にするとすれば、伝馬町法律事務所であったり、伝馬公園前法律事務所であったり、あるいは、静岡伝馬町法律事務所といったところでしょうか。
2つ目は、事務所のイメージや、目指している事務所の雰囲気に起因した事務所名です。
私の場合、2つ目のパターンは全く考えなかったのですが、たとえば、まごころ法律事務所とか、はるかぜ法律事務所とか、そういった感じでしょうか(そういった名前にしようと思っていたわけではありません)。
3つ目は、弁護士の名前を法律事務所に取り入れるというものです。
私の場合は、もろにこれで、石川アトム法律事務所になったわけです。
しかし、この名前に決まる前には、地名+名前という事務所名も、選択肢の一つにありました。
「静岡アトム法律事務所」です。
アトム法律事務所さんの静岡支店が開設されました
他方で、私が事務所を作るにあたって、「アトム法律事務所」という名称にすることは考えていませんでした。
それは、既にそのような名前の事務所が存在することを知っていたからです。
私は、司法修習生のころから「アトム法律事務所」という法律事務所が存在することを知っており、同事務所も参加していた、合同就職説明会にも参加したことがありました。
大変申し訳なかったのですが、私の名前が事務所名に入っているということだけを理由とした100%冷やかしの参加でした。
同事務所の説明会の後、代表者である岡野先生に、「どうして『アトム』法律事務所という名前にしたのですか。」ということを質問しに行きました。
そのとき伺ったのは、事務所の名前を決めるにあたり、何か象徴となるような物の名前にしようと思っていたときに、「アトム」が良いのではないかと思った、というようなお話でした。
どういう意味で、「アトム」が象徴であるのかは聞けなかったのですが、鉄腕アトムのような「正義の味方」という意味での象徴なのではないか、と勝手に想像しています。
さて、昨年末、そのアトム法律事務所さんから、私の事務所に突然お電話がありました。
2025年にアトム法律事務所の静岡支店を作るのですが、名前が類似していてご迷惑お掛けします、一度ご挨拶に伺えませんでしょうかというような、ご丁寧なお電話をいただきました。
年末かなりバタバタしていたのと、ご挨拶に来られても何を話したらいいのか・・・ということもあり、ご遠慮いただいたのですが、そのアトム法律事務所さんの静岡支店がこの1月にオープンしたそうです。
その名も「アトム静岡法律事務所」。
心の底から、「静岡アトム法律事務所」にしなくて良かったと思いました。
笑えるほど紛らわしい(汗)
仮に私が「静岡アトム法律事務所」という名前にしていたら、アトム法律事務所さんは、静岡に出店しなかったのか、あるいは、もうちょっと別の名前にされたのか・・・。
完全に「たられば」の話ですが、非常に気になりました。
なお、当事務所では、自己破産の申立て、交通事故、会社の顧問業務を重点的な取扱い分野としています。
アトム法律事務所さんでは、このうち、交通事故に力を入れていらっしゃるようで、今後、アトム法律事務所さんに交通事故を依頼したお客様が、過って当事務所に電話を掛けてくるということはあるのではないかと思ってはいます。
他方で、自己破産の申立てや会社の顧問業務については、アトム法律事務所さんの注力分野ではなさそうですので、アトム法律事務所さんの静岡進出も、当事務所には、それほど影響は無いのだろうと思っています。
しかし、訴訟事件で私とアトム法律事務所さんが対立当事者の代理人に就くことがあれば、裁判所は少し混乱するかもしれませんね(笑)