静岡地方裁判所主催の夏休みイベントに参加してきました(+お盆休みのお知らせ)

静岡地方裁判所の刑事法廷を使用した夏休みイベント

みなさん、こんにちは。弁護士の石川です。

小中高生の夏休みも、ちょうど折り返し地点といったところではないでしょうか。

今回のブログは、昨日行われたイベントについてのお話です。

昨日は、静岡地方裁判所で、小学4年生から6年生を対象とした夏休みイベントが開催されました。

私は、弁護士の立場で、同イベントに参加して参りました。

同イベントの主な内容は、以下の3つです。

①実際の法廷を使った刑事模擬裁判

②現役の弁護士、検察官、裁判官に対する質問コーナー

③法廷見学(法服=裁判官が着ている服を着て、記念撮影もできるそうです!)

静岡地方裁場所の広報ページにイベント告知用のチラシがありましたので、そのリンクを貼らせていただきます。

Microsoft PowerPoint – 02-1 夏休み広報行事チラシ (courts.go.jp)

私は、去年、一昨年、今年と、ここ3年、こちらのイベントに弁護士会側の人間として参加させていただいております。

一昨年行われた同様のイベントに関する、テレビ局の記事がありましたので、リンクを貼らせていただきます。

被告は王妃! 白雪姫毒リンゴ殺人未遂事件の『模擬法廷』で小学生が下した判決は… 裁判官役「それぞれの主張が納得できて難しかった」 静岡地裁 – LOOK 静岡朝日テレビ (satv.co.jp)

こちらのサイトの、2枚目の写真の右後ろに座っているのが私です。

本物の法廷を使った刑事模擬裁判

夏休みイベントのメインは、実際の法廷を使った模擬裁判です。

参加していただいた生徒さんには、それぞれ、弁護士(刑事裁判ですので、厳密には「弁護人」)、検察官、裁判官の、いずれかの役になってもらいます。

模擬裁判で、どのようなセリフを言うのかなどについては、シナリオがありますので、難しい知識は必要ありませんし、「失敗する」心配も全くありません。

今年もそうでしたし、これまでの回の生徒さんたちも同様ですが、生徒さんは、皆さんとても堂々と各配役をこなしていらっしゃいました。

模擬裁判の終盤では、シナリオ上展開された、ある事件について、被告人として刑事裁判にかけられてしまった人が犯人であるかどうか、つまり、被告人は有罪か無罪か、を生徒さんたちに考えてもらいます。

裁判官チームの生徒さんだけでなく、弁護士(弁護人)チームの生徒さんにも、検察官チームの生徒さんにも、被告人が有罪か無罪かを考えていただきます。

生徒さんからは、シナリオ上現れた事実について、こういう意味で被告人に有利と判断できる、という意見が出たり、同じ事実についても、こういう意味で被告人には不利な事実である、という意見も出たりするなど、活発な意見交換がされていました。

同じ一つの事実についても、様々な評価ができるということは、裁判手続に限らず、日常生活においても、とても重要なことだと私は考えています。

物事の見え方や、ある物に対する考え方や評価は、一つだけではないということです。

生徒さんたちにそのことを少しでも感じとっていただけたのなら良かったと思いました。

裁判官、検察官の真面目な回答と対照的な弁護士(私)の回答

もちろんキリッとした、大変真面目な弁護士も、この世の中にはたくさんいらっしゃると思いますが、私はどちらかというと、そういうタイプではありません。

質問コーナーでは、裁判官、検察官と弁護士(私)の雰囲気は、随分違うなぁと毎年思います。

毎年、どうして弁護士、裁判官、検察官になったのですか、という質問が挙がります。

私にとって弁護士を目指した理由は一つではなく、大きく分けても、5個くらいはあるのですが、私はここ3年、「組織や会社で働くことに向いていないと思ったので、弁護士を目指しました。」と答えています。

こちらのイベントは、保護者の皆様が同伴されていまして、多くの保護者の皆様は、この回答に笑ってくださいます。

別にウケを狙って回答しているわけではないのですが、特に昨日のイベントでは、裁判官、検察官の回答については、皆様「うんうん」「ふむふむ」と言った様子で聞かれているのですが、私の回答については、笑いが起きることが多かったと思います。

ここ2年こんな感じで、弁護士会側の人間としてイベントに参加してきて、今年も裁判所から出演NGは出されなかったので、来年もお声掛かりがあれば、是非参加させていただきたいと思っています。

石川アトム法律事務所のお盆休みのお知らせ

さて、直前のお知らせとなり、申し訳ありません。

早い人では、既にお盆休みに入られている方もいらっしゃるかもしれません。

弊所では、土日を含めまして、本年8月10日から同月18日までお盆休みをいただきます。

同期間中は、基本的に事務所宛のお電話はつながらない状態となります。

ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご容赦ください。

なお、顧問契約をご締結いただいております顧問会社様には、何かございましたら、お盆休み中も随時当職の携帯電話宛てにご連絡いただければと思います。

皆様、暑さに気を付けて、お盆休みをお過ごし下さい。

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