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マレーシアの歴史が学べる国立博物館
皆様、こんにちは。弁護士の石川アトムです。
今回は、クアラルンプールの街中で行った観光についてお話しします。
クアラルンプール滞在2日目、義兄に車を出していただき、街中を観光させてもらいました(以前ご紹介した裁判所の件は、この日の最初の見学地でした)。
さて、クアラルンプールの玄関口的な駅として、KLセントラルという駅があります。
クアラルンプール国際空港から、KILAエクスプレスという特急列車で、25分ほどで着く終点の駅です。
KLセントラル駅には、NUセントラル(ニューセントラル)というショッピングセンターが直結しており、こちらのGフロアに良い両替屋があることは、以前のブログでご紹介いたしました。
KLセントラル駅の正面に、国立博物館があります。
お義姉さんに色々とお調べいただいたのですが、日本語のガイドさんもいらっしゃり、午前10時からガイドツアーが組まれています。
私たちがお世話になったガイドさんは日本人で、マレーシアを巡る数々の歴史的事象を淀みなくご案内いただき、大変楽しく、勉強になりました。
国立博物館を見学される場合には、日本語ガイドのツアーに参加することを強くお薦めします。
私たちは、博物館の中のBフロアから参加させていただいたのですが、所要時間は、おそらくツアー全体で2時間弱というくらいじゃないかと思います。
早めに見学をして廻っても、それくらいの時間は十分必要なボリュームです。
説明文を読みながら、個人でゆっくりゆっくり見学していったら、3~4時間はかかると思われます。
様々な展示物があり、大変面白い博物館でした。
個人的には、ホモエレクトス(原人)だったと思いますが、先史時代エリア(Aフロア)で、その頭蓋骨の写真を撮り忘れてしまったことを後悔しています。
先史時代から現代まで、マレーシアの歴史が分かる博物館です。
マレーシア観光と言えば、これ!!、という扱いのスポットではないのかもしれませんが、大変オススメです。
チャイナタウンとまさかの「再会」
この日の午後は、まずチャイナタウンに連れて行っていただきました。
当初廻ることはできないだろうと思っていたのですが、車を出していただいた義兄にお願いし、連れて行っていただきました。
大感謝です。
チャイナタウンには壁画コーナーがあります。
あまり長く、広い場所ではないですが、とても雰囲気の良いスポットでした。
私たちが訪れたときには、ちょうど階段の上にある壁画をバックに、結婚式の写真撮影をされていました。
また、チャイナタウンには、ヒンズー教のお寺があり、内部を見学しました。
中国人にとって、ヒンズー教はそれほどメジャーではないと思うのですが、なぜチャイナタウンにヒンズー教のお寺が建てられたのでしょうか(もしかすると、時系列が逆なのかもしれませんが)。
ヒンズー教寺院を見たのは初めてでした。
極彩色のきれいな寺院でしたが、個人的に、シヴァ神に踏みつけられている夫を見て、「結婚生活は『忍耐』の『忍』!!」という裁判官たちの件を思い出してしまいました。
チャイナタウンからは、近時建設された世界で二番目に高いビル(一位はドバイ)、ムルデカ118を臨むことができます。
低層建物が多いチャイナタウンの町並みを背景に、天を突き刺すようなムルデカ118は、何とも言えないコントラストでした。
そして、チャイナタウンでは、まさかの「再会」がありました。
義兄が「あれ、こここんな店あったんかいな。」とふらっと立ち寄った店に、カンボジア・シェムリアップのレッドピアノという飲食店にあった赤い人型のランプがあったのです!
↑こちらはクアラルンプールの「彼」
↑こちらはレッドピアノの「彼」
まさか「彼」とマレーシアで再会するとは思いませんでした。
チャイナタウンの後は、国立モスクに連れて行っていただきました。
金曜日でしたが、お祈りが終わりかかった時間に到着し、ほとんど待つことなく入場することができました。
国立モスクについては、以前のブログをご覧ください。
ムルデカスクエア
国立モスクを訪れた後には、ムルデカスクエアに行きました。
「ムルデカ」というのは、マレー語で「独立」という意味です。
まさに広場であり、とても爽やかな気持ちになれる場所です。
ただし、日陰がないので、酷暑の日は要注意です。
ムルデカスクエアからは、イギリス統治時代に建てられた建物が見えます。
現在は最高裁判所として使用されているようで、内部の見学はできません。
また、ムルデカスクエアには、初代首相が独立を宣言した際の様子をモザイク画で再現したものがあります。
先ほど紹介したムルデカ118(超高層ビル)は、独立宣言時の首相の姿形を表したものだと、国立博物館のガイドさんから伺いました。
なるほど、言われてみると、確かにそのとおりの形でした。